那智フィッシャリーナは危険
最初の2ヶ所は危険水域を特定出来たが、那智フィッシャリーナは危険水域を割り出せない。那智湾には浅瀬が多い上にフィッシャリーナ入り口付近には海中投棄されたテトラポットが沈んでおり乗り揚げ事故が多発しているらしい。(Echo Points及びOzの航海記より)
那智大社に行くにはやや遠くなるが勝浦に入ってバスで行くべきだろう。
2007年記述のEcho Pointsの泊地情報によると、マリーナ入口は解り難く浅瀬が多いので初めて入港する場合はフィッシャリーナに電話して水先案内を頼む必要があるが2007年以降は管理者が変わってそういうサービスを受けられなくなったとのこと。
2009年9月のOzの航海記には座礁事故の模様が載っており、さらに次のように書いている。
この港は簡易港湾図に載ってないので、入航方法などはインターネット、口づてで知るしかありません。もちろん海中に投棄されたテトラポットはGPSにも海図にも記載されていないし、長距離セーラーほとんど誰も知らないでしょう。那智Fは「なちかつうら海の駅」としても登録されていて、全国からクルーザーが来ます。このような事故は、過去にも何度かあった、と地元の人が言ってました。聴聞(取調べ)に来た(6名もの)海上保安庁の署員に、きちっと赤・緑のブイを打つなりして入港路を明確にし、二度と座礁が起きないよう安全対策を講じてくれ、と強く要望しておきました。---当てにはできないなあ。(注:テトラに乗り上げたのはOzの前を走っていたヨットでOzは間一髪座礁をまぬがれた)
追記(2017年8月上記座礁事故の船舶事故調査報告書を見つけたので添付)
危険な港であるとの情報も下調べしつつ、事故を起こしました。幸い微速前進していましたのでキールが傷ついた程度で済みました。
問題は運輸安全委員会の報告書の解析に在る潜提の4隅に灯浮標が無く、片一方(1個)であった事。そしてその黄色灯浮標と漁港の進入経路(赤・白)灯台を目指すとトラップのように座礁してしまう事が放置されています。
初めての港で黄色灯浮標の間を通る勇気はまず無いのではないでしょうか?
このような事故が多発している事を知りながら、海図にも反映せず、灯浮標の改良もせづ放置している責任はどこにあるのでしょうか?
現在海上保安庁水路通報室に海図への反映を連絡したしだいです。
皆さん気をつけて航海して下さい。