フェンダーを組んで上陸する方法―2
2017.07.22
前回は2つの大型俵フェンダーを横に並べたが、今度は縦につないだ筏を作ってみた。
2つの俵フェンダーをつなぐために下に約120cmの細長い板を敷いた。この板は航海中サイドデッキに敷いて係留ラインなどを置くために使ってたスノコだ。次の港迄とはいえ、連日濡れたロープ類を直接デッキに置いておきたくなかったのだ。
まず2つの俵フェンダーをロープを使って縦にタイトに連結する。そうしたら板を下に敷いてその上に連結した俵フェンダーを置いて、板にタイトに結びつける。腕を骨折した時の当て板の要領で二つの俵フェンダーをガッチリ連結して動かないようにする。
そうしたら今度は前後の大型俵フェンダーのそれぞれ左右にサイドフロートを取り付ける。サイドフロートは中型の俵フェンダーが良いのだが、3つしかなく、しかもそのうちの一つはやや大きめだ。一つ足りないので、エアーフェンダーを三つ束ねて間に合わせた。
ありあわせの物をロープだけでつないだ上陸用舟艇の完成だ。
試乗感
一人乗りでは全く問題ない。操縦も楽だった。
問題は二人乗りの時だ。ヨットのスイミングラダーから乗り込むとか、膝くらいの水深のところで乗り降りするなら問題ないが、腰くらい以上の水深のところで乗り込むためには飛び乗るか這い上がる感じになるので、二人目が乗り込むのが難しい。二人ともバランスを崩して落水する危険があるが、乗ってしまえば浮力、バランスとも問題ない。