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満天☆の海-2

下田沖の航行方法(シングルハンドヨット)

この海域は険礁が多く、また通行船も非常に多くて乗り揚げ・衝突の海難多発地帯である。特に後藤根~サク根間を通航する場合は十分な注意が必要である。(須崎半島ー石廊崎ー神子元島の海域についての港湾案内の記述より)

下田沖の海域で注意しなければならないポイントは
①爪木崎沖の不規則な波。
②内回りコースを取る時は、見えにくいので5根の中で最も危険なサク根と、サク根から約900m陸側に寄った地点から陸側に点在している盥岬(タライミサキ)-田牛(トウジ)沖の根。
③外回りコースでは頻繁に航行している大型船と強い潮流、海流。
④レース中に石廊崎沖の鰹島で座礁するヨットがあるが、近づき過ぎなければ問題ない。

AAA)内回りコース
Re.2009年5月9日修正

下田沖五根の内側、即ちサク根と後藤根の間の約900mの水域を抜けるコース。
下図参照。Re.2009年5月9日トイ根、サク根、洲佐利崎灯台の位置関係を修正
下田沖の航行方法(シングルハンドヨット)_b0114415_15381685.jpg


下田から石廊崎に向かう場合
Re.2009年5月9日下記修正
①犬走島-トイ根の見通し線上にヨットを置いてトイ根に向けて航行する。
又は
②田牛沖約1nmのサク根を見つけることが出来れば、サク根-トイ根の見通し線上のやや陸側を航行するコースを引く。サク根と後藤根との間の可航水域は幅900m弱ある。
③潮に流されやすいのでコースから外れないように注意深く舵取りを行うこと。

サク根は州佐利崎灯台から約2.4マイル、高さ1.2mの水上岩。絶えず波に洗われているのでそこだけ波立っている海面を探す。
石取根、トイ根はよほどのことが無い限り下田港内から見える。


石廊崎から下田を目指す場合
西伊豆から石廊崎を大きく廻り込んでバウを恵比須島灯台方向に向けたらまずトイ根を見つける。トイ根は五根の中で最も石廊崎側にあり石廊崎を左正横に見た位置から約3マイル東、弓ヶ浜からは約1.2nm南、手石港東の高見鼻と神子元島の見通し線上にある。平均水面からの高さが7mの水上岩でよほどのことが無い限りすぐに見つかる。

トイ根を見つけたら次はトイ根から1nm先にあるサク根を探す。
注:トイ根の700m先にあるのは石取根で、平均水面からの高さが16m(トイ根の倍以上の高さ)の水上岩で鯨が頭を下田方向を向けて浮んでいるように見える。サク根はその約1km先の海面上に見え隠れしている岩だ。

サク根を見つけたらもう安心だ。サク根の陸側の可航水域は900m弱であることを念頭においてサク根寄りを航行すればいい。

サク根、後藤根をクリアーしてもまだ陸側にはミョウチャン根があるので、直ぐには下田に向けないで州佐利崎灯台に接近してから下田にアプローチする。
この間、潮流で北に、南に流されやすいので、あらかじめ引いたコースから外れないように注意深く舵取りを行うこと。

BBB)外回りコース
外側の根(横根、平根)と神子元島の間(水路幅約2マイル)を抜けるのが外回りコースだ。
下田から石廊崎に抜ける時も水路が広く安心感があるのでこのコースを取るヨットも多く、下田沖の最もポピュラーなコースだが大型船が頻繁に通り海流と潮流も速いので注意が必要。

海況、気象についての資料:海図、港湾案内
潮流と海流
南伊豆沿岸の潮流は沖合いの流れ(海流)の強さによっても左右されるが、基本的には上げ潮の時は西に流れ、下げ潮の時は東に向かって流れる。

神子元島と横根の間の海域では西流(東流)は、低潮(高潮)約2時間後から高潮(低潮)2時間後まで流れ、大潮の最強流速は3ktに達する。付近には時に強烈な海流があって潮流を圧し、終日東流して最強流速5ktを観測したことがある。

気象
遠州灘と相模湾の中間に位置するのでその地勢から両方の気象上の影響を受けて変化しやすく、なんらの前兆もなく南西の強風が北東の強風に、また、その逆に変わる事がしばしばある。(また、石廊崎の風向と神子元島の風向が全く逆の場合が良くある。)

これらの強風と強い海・潮流の為、この付近の海上は猛烈な波浪を起こすことが珍しくない。
沖合いでは冬季偏西風の強吹時に三角波が生じ、海難を起こす原因ともなるので小型船は特に注意を要する。
石廊崎付近では冬に西風、夏季には東風が圧倒的に多く、暴風日数は冬季に多い。


夏季の風の弱い夜半又は早朝に発生しやすく6,7月が最も多く、4月がこれに次ぎ、その回数や状況などは東京湾に似ている。



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by mantenbosisan | 2009-03-21 17:34 | 航海情報 伊豆半島 | Trackback | Comments(0)
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