アシカ島(観音崎ー剣崎間)の危険海域
2006年7月29日
10:50 横浜市民ヨットハーバーを出港し三崎を目指す。
13:00 観音崎通過

観音崎灯台(日本最初の灯台の由。2番目が城ヶ島灯台とのことだ)

観音通過後はアシカ島東方の危険水域に注意(後述)
14:20 久里浜の東京電力沖アシカ島通過
アシカ島とその東南東約350m沖にある笠島灯浮標間には干出岩笠島(そう、笠島は干出岩なのだ)や暗岩などの暗礁があって危険な為通行不可。アシカ島の陸側(西側)又は笠島灯浮標の沖側(東側)を航行のこと。詳細下記。

アシカ島(明治の中頃までアシカの生息地だった由)

位置はここ

アシカ島東方の危険海域について(参考資料海難審判庁採決録)
海獺島東方海域は、海獺島灯台から108度215メートルのところに略最低低潮面で0.9メートル干出する笠島があり(注:ということは大概は水没していて見えないということ)、また同灯台から090度150メートルのところには略最低低潮面で水深0.8メートルの暗岩が存在するなど船舶の航行に危険な暗礁が存在する海域となっているため、笠島から108度140メートル(注:海鹿島灯台からでは108度355m)のところに東方位標識である笠島灯浮標が設置され、同灯浮標の東方に安全な水域が、その西側には危険水域が存在することを示している。
海難審判庁採決録を読むと、この海域では意外にも多数のプレジャーボートが座礁事故を起こしており、その中には交通船兼警戒船やプレジャーボートの救助業務を請け負っているボートなどこの海域を良く知っているはずのボートが含まれているのには驚く。
彼らは今まで何度か通過出来たので…と述べている。喫水の浅いモーターボートなので潮の加減でたまたま通過できたり、幸運にも通ったところが暗礁の隙間だったということなのだろうが、喫水の深いヨットだったらそんな幸運とはまず無縁だろう。
また、危険水域であることは知っていたが、漁船が入って行くのでその後について行けば大丈夫だろうと思って入り込んで座礁してしまったという事故例も報告されている。これは良く聞く話だ。
15:00 剣崎通過
16:00 三崎着
東京湾からのアプローチについてはこちらにも情報あり
Canopus Yacht Club http://canopus.windvane.info/misc/fr.html?cruising
2018.04.06追記
笠島から笠島灯浮標が140離れているのはその間にも危険水域があるからだ。また、海鹿島および海鹿島灯台の周囲には1.6m、1.8mの浅瀬があるので、十分離して航行すること。
横須賀海上保安部からのお知らせでは、2015年のプレじゃボート乗り揚げ事故写真と共に、過去10年間に6隻の乗り揚げ事故が発生しているとして注意喚起している。
http://www6.kaiho.mlit.go.jp/03kanku/yokosuka/info/mics_shallows.pdf

