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満天☆の海-2

強風時の留意事項(by Steve Colgate) 

Manual of Cruising Sailboat Techniques by Steve Colgate P61
 

セール面積の均衡の重要性
リーフする際に重要なのはメインとジブのセイル面積の配分だ。
縮帆手順は、最初にメインをリーフし、更に風速が上がったら次はジブを縮帆する。そして更に風が上がったらメインをもう一段リーフし、それでも不十分の時はジブをもう一段縮帆する。このようにメインとジブを均等に縮帆して行きボートのバランスを保つことが重要だ。

何故メインからリーフするのか
風速がアップしオーバーパワーになれば艇はオーバーヒールし、オーバーヒールすればひどいウエザーヘルムが発生し、ウエザーヘルムが強くなるとティラーをしょっちゅう引いているようになるのでラダーの迎角が大きくなり水中抵抗が増えて艇速がダウンする。
ウェザーヘルムを減らす為にジブの大きさをそのままにしてメインセールを小さくするのだ。そうすればC.E.が前方に移動するのでウェザーヘルムが減少する。

強風下メインを下ろして風上帆走するとデスマストにつながる
リーチングからランニングで走っているときはメインを完全に下ろして小さなジブ一枚で帆走しても良いが、風上に向かって帆走中にメインを完全に下ろすとデスマストにつながるので大変危険だ。

ドシンドシン波にたたかれる度にマストは前に振られ後ろに振られしてかなりの衝撃を受けるが、メインセイルは例えリーフしていてもそのマストへの衝撃をかなりな程度和らげてくれるので風上に向かって帆走中にメインセールを下ろしてしまってはいけない。

リーフ時のハリヤードテンションの重要性
b0114415_1155963.jpg

フルセールの時はセールのヘッドはマストトップ近くにあるのでハリヤードの引っ張り角度はリーチの引っ張り角度とほぼ正反対になっている(上図左)が、リーフしている時のリーチを引っ張る力は上図右の通りupper slidesをグルーブから引っ張りはがす方向に働くのでハリヤードのテンションをできるだけ強くしてこのslidesにかかる力を和らげてやる必要がある。
特にメインシートのほとんどの力がセイルのリーチに働くbeating時には、ハリヤードテンションを強くしておかなければこのupper slidesを引きちぎってしまうことになりかねない。
(久しぶりにOffshore Sailing Schoolのテキストを引っ張り出したが非常に勉強になった。)
by mantenbosisan | 2011-10-10 01:00 | 帆走・機走 | Comments(0)
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