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満天☆の海-2

シアーラインは駿河湾特有の気象?、 2010.4.24 

シアーラインというのは風がぶつかり合っている部分を指す気象用語らしいのだが、ちょっと調べてみた。

2010年4月24日
神奈川県は22、23日雨、24日から3日間は晴れる予報なので24日久しぶりに伊豆に向かった。27日からはまた崩れる予報だ。

ところが9時過ぎ西湘バイパスを下りる頃から天気がおかしくなり熱海あたりから雨になってしまった。安良里に着く前に一時雨は上がったのだが、ヨットに着いてお昼を食べ終わった頃からまた降り出した。気温も10度くらいまでしか上がらず寒くてキャビンに閉じこもって本を読んでいた。

この日の午前9時の天気図↓ これで何故神奈川県が晴で静岡県が雨になるのかわからないが。
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↑南海上の等圧線の出っ張りが問題らしい。

kasayanのお天気放談
http://kasayan.naganoblog.jp/e452531.html
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シアーラインというのは駿河湾特有の気象現象らしい。詳しい論文を見つけた。駿河湾の風の特徴がつかめる。

東海大学 2005年度 卒業論文
駿河湾付近に発生する収束線とその周辺地域の気象への影響http://kutty.og.u-tokai.ac.jp/history/hist/2005/shuhei/sato.pdf

ところでシアーとはどういう意味だ?
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/03/17 09:07 UTC 版)
シアー (sheer,shear) には、以下の用法がある。
1.工学において、ある面に対して任意の2方向(ただし2方向は互いに逆向きで平行)から力が加わりその面が真っ二つに割れようとしている状態、つまりせん断力が加わった状態のこと。材料加工の分野においてはせん断(シアー切断)を意味する。
2.流体力学等において、空間の中で流速や流れの方向が急激に変化する領域をさす言葉。シアー流、せん断流。シアーにある流体はそれ特有の挙動を示すが、これをシアー不安定という。気象学では、大気におけるシアーをウインド・シアまたは風のシアー、メソスケールのシアーを収束線またはシアーラインという。

収束線(しゅうそくせん、Shear line)とは、気象学において、気流が収束(convergence)しているところを指す用語。シアーライン。集束線とも表記するほか、収束帯、集風線とも言う。
水平の2方向からの風がぶつかり、上空へと流れているところ。水平面を表す地図上では、線として現れる。メソスケールなので、コリオリの力があまり大きくない上、周囲の気圧配置によって発生させられ動かされるので、低気圧性の回転はしない。
主にメソスケールの気象に関して使い、総観スケールの天気図には記されない。積乱雲や突風、集中豪雨といった現象の解析を行うときによく用いられる。熱帯収束帯などは非常にスケールが大きく、かつ持続的な収束線だと言える。
収束線は、高気圧の辺縁部、前線、低気圧、気圧の谷などに位置している、という総観スケールでの気圧配置が主な原因であるため、この規模ならば予想が可能である。しかし、積乱雲などと同じで、集束線の発生位置はメソスケールでは直前しか予想できない。つまり、日本のどの地方に収束線ができやすいかというのは数日前に予想できても、どの都道府県のどの市区町村あたりにできるのかというところまでは数時間~数十分前にしか予想できない。
その一方で、集束線は、メソスケールで積乱雲のできやすい位置を推定できる有効な手段であるとされる。現在のところ、災害の発生後にその原因を解析するにあたって、地図上に集束線を記すなどして用いられることが多い。
by mantenbosisan | 2010-05-05 18:52 | 気象・海象 | Trackback | Comments(0)
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