強風時の留意事項その2
荒天時の上りレグは機帆走主体になるが、荒天時の上りレグでは波にたたかれて落とされるので機帆走することが多くなるが、その場合インペラーやサーモスタットなどの単純な故障に加え下記のような荒天時特有のトラブルもあるので、その時どう対処したらよいかを緊急時マニュアルに整理しておいた方が良い。問題が発生してからその場で考えてもよい知恵は生まれない。「酔っ払い2分の1、海上3分の1、時化の海上10分の1」と練達は言っていた。
①エアー噛みと燃料パイプの詰まり
燃料タンクが揺すぶられ続けていると燃料にエアーが混入したり、燃料タンクの下に溜まっていたゴミが巻き上がって燃料パイプを詰まらせたりする。エアー噛みを防ぐには燃料タンクを常時満タンにしておけばよいが、燃料タンクの掃除は簡単じゃない。
②インペラーの空転による破損
海が荒れてる時には何回かに1回は大波が来るが、波でスターンが持ち上げられた時やブローチングした時に運悪く船底の冷却水取り入れ口が海面上に出て海水が取り込めなくなるとインペラが空転して破損する。ブローチングをくらった時に冷却水取り入れ口が海面上に出てしまうとインペラが空転して破損してしまうことになる。
③機走時のロープや流れ網、海草の巻き込みリスクはいつもあるが、荒天時にはそのリスクは更に増える。ロープを巻いたらエンジントラブルよりこわい⇒ペラにロープを巻いてあわや沈没だったらしい
フリーに入ったらリーフは早めに
風が強くなってることに気づきにくい。本当に強くなってからのリーフ作業は大変だ。
フリーに入ったらエンジンを停止しよう
上りと違ってフリーではエンジンの力を借りる必要はないので、無用なトラブルを避けるためにもエンジンを切って帆走した方が良い。
帆走に入ったらバッテリー上がりに注意
エンジンを止めて長時間GPSとオーパイ、更に夜間だと航海灯も使うので、バッテリー上がりに注意が必要。エンジン始動をBOTHで行いその後エンジンを切って帆走に移ったにもかかわらず、BOTHのままにしているとバッテリーを二つともいっぺんに上げてしまう恐れがある。
バッテリーを上げてしまったらGPSも使えず現在地の経緯度さえわからない。予備のハンディーGPSはいつでも使えるように充電してスタンバイさせておこう。
延長ティラー
延長ティラーをコックピットに転がしておきいつでも使えるようにしておく。
メインシートトリム
いろいろ試したが結局オリジナルに戻ってドッグハウス上のウインチで操作する。延長ティラーがあるので手が届く。
ジブシートトリム
風が強くなってきたら早めにジブシートを風下側ウインチを経由して風上側ウインチにリードする。ヒールが大きくなってからでは風下のウインチを操作できない。
タッキング
オーパイを使用できない状況下でも延長ティラーがあるので問題ない。
転覆の危険が生じてきたら
全ハッチを閉じるのはもちろんだが、ベンチレーターも忘れずに閉じておく。ひっくり返っても沈没は避けられる。
オリオン兵藤さんのブログを覗いてみたらえらいことがおきていた。痛ましい事故だ。2010年10月14日の記述⇒http://blog.livedoor.jp/orionhyodo/archives/cat_10021869.html

