来島海峡航路参考資料
この海峡には小島《オシマ》、馬島、中渡島、津島などの島々が散在するため、可航幅が狭く屈曲し見通しが悪い。さらに潮流は強く複雑で、通峡船舶も非常に多い。強潮時や視界不良時は通峡しないほうがよい。
来島海峡は上記の島々により四つの水道に分けられている。馬島の西側の西水道、馬島と中渡島との間の中水道、武志島と大島との間の東水道及び西水道の北西方の小島と波止浜《ハシハマ》との間にあり小型船の通航路となっている来島ノ瀬戸である。
来島海峡航路においては、船舶は海上交通安全法に定められた交通方法に従って航行しなければならない。この航法は潮流の流向により一方通航の方向が変わる特殊なもので、船舶が潮流に乗って航行する場合(順潮の場合)は中水道を、潮流に逆らって航行する場合(逆潮の場合)は西水道を航行する。(以上瀬戸内海水路誌より)
参考資料1)⇒来島海峡海上交通センターホームページ「来島海峡の汐リ」と言う頁(pdf)で一年分の潮汐潮流データを見れる。
参考資料2) 今治海上保安部MICS情報総合ページ( http://www6.kaiho.mlit.go.jp/imabari/index.htm )
安全情報 ⇒ 航法等の注意事項 ⇒ 来島海峡航路の航法「順中逆西」の遵守について( http://www6.kaiho.mlit.go.jp/imabari/d_safety_navigation/d_s_navigation/kurushima-kohojyunsyu/kurushima-kohojyunsyu.htm )
下の図で逆航船とは航法に違反して航路を逆航している船を指す。