満天☆の海-2

右舷船首約1点とは

海難審判裁決事例などによく出てくる方向を表す「点」について海上保安庁海の相談室に聞いてみた。
1点とは、360度方位を32度方位で表した値(360/32)すなわち、1点=11°15′=11.25°なのだそうだ。
だから、「右舷船首約1点2.4海里ばかりのところに」とは「右舷船首約11°15′(11.25°)方向2.4海里ばかりのところに」と読み替えることが出来る。


海難審判所HPの海の交通法規入門 から抜粋http://www.mlit.go.jp/jmat/monoshiri/houki/houkinyumon/oikoshi.htm
海上衝突予防法では、「船舶の正横(せいおうと読む)後22度30分を超える後方の位置からその船舶を追い越す船舶は、追越し船とする。」と定めています。

「22度30分」とはずいぶん半端な角度ですね。
 船の真横(正横)から船尾までの90度、その4分の1といえばわかりやすいでしょうか。

 これは方位を示すコンパスカードの読み方からきています。風の吹く方向、風向の表し方とも関連があります。
 360度を32等分した方位の角度(11度15分)を1ポイント(Point)「点」といいます。昔の帆船の時代から船では、方位の角度を表す単位としてこのポイントを使ってきました。
 「船舶の正横後22度30分」とは「船舶の正横後2ポイント」という言い方もできます。

 「船舶の正横後22度30分」で示される区分けは、夜間、船が点灯する灯火の区分けにもなります。
 夜間、船の後方を照らす「船尾灯」と、船の右側を照らす「右舷灯」及び船の左側を照らす「左舷灯」の境でもあります。
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海上保安庁海洋情報部「海の相談室」
電話: 03-5500-7155
E-mail: consult@jodc.go.jp
利用時間: 午前10時 -午後5時
休館日: 土・日曜、国民の祝日および年末・年始

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by mantenbosisan | 2012-03-02 22:35 | 運用全般