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満天☆の海-2

気象情報と気象用語

警報や注意報が発令される24時間から2~3日前に、災害に結びつくような激しい現象が発生する可能性のあるときに出るのが「気象情報」だ。

全国版と地域別、都道府県別の3パターンがあり、本日(2012年3月31日)の暴風予報については2日目の3月29日15時00分に全国版の「発達する低気圧に関する全般気象情報 第1号」の中で最初に発表された。
関東甲信地方版では30日16時20分に「高波と強風に関する関東甲信地方気象情報 第1号」、31日06時00分に「暴風と高波に関する関東甲信地方気象情報 第2号」という形で発表されている。

「強風」という場合はおおまかに「風の強い状態」をさす表現のようだが、「暴風」という時は暴風警報基準以上の風にたいして使う言葉であると気象庁の用語解説に載っているのだが、以下のように20メートルを超える場合を暴風と表現している場合もあるので、言葉の使い方はかなり感覚的なようだ。

「暴風と高波に関する関東甲信地方気象情報 第2号、
平成24年3月31日06時00分 気象庁予報部発表」
[防災事項]
<暴風・高波>
 関東地方では、沿岸部や海上を中心に南寄りの風が強まっています。この
風は今後さらに強まり、31日昼前から夕方をピークに、20メートルを超
える暴風となるでしょう。海上では、波の高さが6メートルの大しけとなる
所がある見込みです。

神奈川県と静岡県では警報注意報発令基準が異なる。
神奈川県の警報注意報発令基準は陸上海上とも平均風速12mに到達見込で強風注意報、平均風速25mに到達見込で暴風警報。一方、静岡県は基準が異なり海上での平均風速15mで強風注意報、25mで暴風警報。

ところで気象用語でやや強い風とは 風速が10m/s以上15m/s未満の風で、 強い風とは15m/s以上20m/s未満の風で、 非常に強い風とは20m/s以上30m/s未満の風をさす。

静岡県で強風注意報が出たらそれは平均15m吹くということだから瞬間最大では20m吹くということだ。また天気予報でやや強い風というのは平均で15m近く吹くということだからこの場合も瞬間最大では20mくらいは吹くということだから出港しない方が良い。
by mantenbosisan | 2012-03-31 14:42 | 気象・海象 | Trackback | Comments(0)
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