2012夏 式根島に行ってきた―4.航海計画と海流情報
式根島に行く前日(9月10日)までに得ていた黒潮の流れのデータは沿岸域流況図(8月31日―9月6日分)で新島を越えて利島付近まで北上していた。石廊崎―大島から式根島の海域は相当東に持って行かれそうな強い流れを示しており、大島に行くには良いが戻って来れないだろうと思われた。
ところが9月13日に発表された9月7日―9月13日の黒潮は式根島の南に下がっており、石廊崎―式根島の海域の海流も少し弱まっていた。
実際9月11日にこの海域を走ってみたらそれほど強い東流はなかった。
0720時から1200時にかけて石廊崎から式根島の海域を走ったのだが、最初の半分は東に振られたり、西に流されたりしたが減速させられるような強い向かい潮はなかった。これは「海水の動き」のデータと一致。航程の後半は明らかに減速させられ且つ東に振られた。これは「海水の動き」とも「沿岸域流況図」ともほぼ合致。
9月13日早朝から9時過ぎの時間帯における式根島と地内島/式根島の間の海域の流れは、「海水の動き」では西流が発生したようになっているが、沿岸域流況図は9月7日から13日まで一貫して強い東流が発生していたことを示している。実際はこの時間帯は下げ潮と海流が一緒になって強い東流が起こっていた。岸壁から見ても川のように見えたし、ヨットを出した時も微速前進で止まっておれず東に流された。
そして同日9時過ぎから15時までの地内島の西海域から下田までの海域は「海水の動き」も「沿岸域流況図」も北東の流れを示しており、これは実際にこの時間帯に航海して感じた流れと一致する。地内島から離れてからはエンジンを止めてクローズホールドで下田まで6kn以上のスピードで快走した。
9月14日以降黒潮はまた利島付近まで北上しており海洋速報黒潮強流情報を見ると3knの北東流が発生していたことを示しているが、3時間ごとに発表される海水の動きとは一致していない。
今回式根島まで行ったので神津島も三宅島も目の前だったが自重した。式根島の後大島波浮も考えられたが、これも14日以降の黒潮の動きを見たら行かなくて正解だったと思う。
↓図





