満天☆の海-2

操船手順書ー3-1リーフ手順(メンが先かジブが先か)

2018.04.11確認

ファーリングジブはNo.3をセットしているので、風が強くなったら次のようにメインをリーフしていくだけだ。
①風が8mを越えて、ウエザーが強くなってきたら 1P
②風が10mを越えて更にウェザーが強くなってきたら2P。この時点で避航を検討。
③ダウンウインドの場合は少し早めにリーフして行く。

しかしジェノアをセットしている場合はジブから先に縮帆するのかメンが先かという問題がある。これについては専門家の間にも相反する二つの意見があるが、以下の理由でメンを先に縮帆すべきだと考えている。

①風が強くなるとメンのセール効果(応力)が大きくなるのでCombined CEは後方に移動する。また、ヒール角度が大きくなってもCombined CEは後ろに移動してくる。
②Combined CEが後方にずれてくるとウェザーが大きくなるので、ウェザーを消す為にCombined CEを前方に戻す必要がある。
③Combined CEの位置はジブのCEとメンのCEを結んだ線上の各セール面積(応力)を逆比例按分して得られる点にあるのだから、その位置を前方に持って行くにはメンを小さくすれば良いということがわかる。メンをリーフして小さくしてやればセール効果(応力)が小さくなってCombined CEが前方に移動するとともに、その位置は下に下がるのでオーバーヒールを抑える効果もある。
④リーフする際に重要なのはメインとジブのセイル面積の配分なので、最初にメンをリーフし、その次はジブというように交互に縮帆して行けば、Combined CEの前後位置をちょうど良い位置に維持することが出来、同時にその位置も下に下がってくるのでオーバーヒールを抑えることが出来る。

参考(相反する二つの考え方)
1)舵2001年3月号P47 荒天帆走リーフとセールチェンジ 記述高槻和宏氏
風が強くなってきたらウェザーが強くなって来る。
まず、メインシートトラベラーを風下に移動させたりメインシートを緩めたりして対応するが、それでも舵が重くなったらリーフだ。メインセールをリーフしその面積を減らす。メインセールは後ろにあるのでその面積を減らすことによって風圧の中心が前方にずれ、ウェザーを軽減させる効果がある。

2)インナーセーリングP80
風が強くなってきたら、まず、より小さな面積のジブに交換する。メインをリーフするのが先だと考えるベテランもいるが、次の理由で間違いだ。
更に風が強まることも考え、リーフよりも危険なジブ交換を先にしておく。(注:ファーリングジブの場合はこれは関係ないが)
メインよりもジブの面積を小さくした方が、ウエザーヘルムにならない。そしてセーリングスピードも上がる。
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by mantenbosisan | 2011-10-10 00:30 | 操船(主にsinglehand)