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満天☆の海-2

ウェザーヘルムについて

ジブのとメンのの合成された効果中心(Combined CE)の位置はジブのCEとメンのCEを結んだ直線上のそれぞれのセール面積(又は応力)を逆比例按分して得られた点上にある。一方、CLR(側面抵抗中心)はキールの中央付近にある。

Combined CEがCLRと同じ位置にあればヘルムはニュートラルで、CLRから後方に移動すればウェザーヘルム(以下ウエザー)、前方に移動すればリーヘルム(以下リー)になる。多少ウェザーがある位が操作性が良い。その時のCEの位置はCLRのやや後ろだが、風が強くなるとメンのセール効果(応力)が大きくなってCombined CEが後方に移動するのでウェザーが強くなり、走り難くなる。風が強くなるとヒール角度も大きくなるが、そうするとCombined CEは風下側に、CLRは風上側に移動して両者間の距離が離れるのでこのことによってもウェザーが強くなる。

Combined CEの位置はジブのCEとメンのCEを結んだ線上の各セール面積(応力)を逆比例按分して得られた点にあるわけだから、ジブの大きさは変えずメンをリーフして面積を小さくしてやればCombined CEは前方に移動する(※)とともに、セール効果(応力)が小さくなってその位置は下に下がるのでヒール角度が小さくなりウェザーも小さくなる。メインシートを緩めて風を逃がした場合も応力が小さくなるので、CombinedCEは前方に移動してウェザーは小さくなる。
※逆にメンの大きさはそのままでジブを小さくするとCombined CEは後方に移動してウエザーヘルムは増すので注意。

クオーターリーではCombined CEが風下側に大きく移動してCLRから離れる為ウェザーが非常に強く出て、強風や波のある海面ではヨットが風上に切り上るのを舵で防ぎきれなくなることがあり、そうなってしまうと舵が効かなくなってブローチングする。

風が強いランニングの時にメンもジブも引き過ぎ(オーバートリム)でセールがクオーターリーの開きになってると、ブローチングが起こりやすいのでオーバートリムには十分気を付けなければならない。しかし、観音開きにすればジブはメンの反対舷になり、それまで風下舷にあったCEが船首尾線近くに戻ってくるので強いウェザーは減る。

マストをレーキさせるとCEが後に移動するのでウェザーは増える。セールのドラフト位置を後にしてもやはりCEは後に移動するのでウェザーは大きくなる。

乗員や積載物をバウに集めてバウトリムにすると(波の大きい海面で波に船尾を持ち上げられて船首が下がった状態の時も同じだ)、C.L.Rが前に移動するのでウェザーになり、逆にスターントリムにするとリーヘルムになる。

参考 ウェザーヘルムとリーヘルム 防衛大ヨット部マニュアル file:///C:/Users/hiromichi/Downloads/002-1%20(12).pdf 



by mantenbosisan | 2011-10-10 00:37 | 帆走・機走 | Comments(0)
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