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満天☆の海-2

瀬戸内海島めぐり一日目2013.07.14 備讃瀬戸を西に、下津井瀬戸、白石瀬戸を通って鞆の浦仙酔島上陸

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航海計画 : 小豆島草壁港-鞆の浦仙酔島桟橋:50nm
いよいよ今航海の目的、瀬戸内海島めぐりクルージングの始まりだ。⇒KAKESU-3の航路図、備讃瀬戸航路図
初日の今日は備讃瀬戸を西に航行し、直島を中心とした直島諸島、大槌島、釜島を通過後、瀬戸大橋の中の一番北の下津井瀬戸大橋を通過する。その後、濃地諸島、網代諸島、塩飽諸島、笠岡諸島を通り抜けて仙酔島までの約50マイル(nm)、平均5ノット(kn)として10時間の船旅だ。
当初の計画では次の寄港地は白石島を予定していたのだが、三連休となると白石島は混んでそうなので目的地を鞆の浦の仙酔島に変更した。

鞆の浦は東の紀伊水道、西の豊後水道から瀬戸内海に流入する潮流の会合地点にあり、潮待ちの港として栄えたことで知られ、多くの貴重な歴史的遺産が残っている。澤村船具店のHPでは鞆の浦の歴史と文化遺産について詳しく説明している。
※東西の潮流の会合地点は水路誌では備後灘と燧灘、海の豆辞典(海保)では西備讃瀬戸の瀬戸大橋付近、Wikipediaでは鞆の浦沖とまちまちだが、古くから東西の潮の合流地点は鞆の浦沖と言われている。

瀬戸大橋というのは塩飽諸島(しわくしょとう)の5つの島にかかる六つの橋(3つの吊橋と2つの斜張橋、1つのトラス橋)と、これらをつなぐ高架橋の総称で総延長は13.1kmあるそうだ。そして瀬戸大橋は、上部が自動車道路、下部が鉄道という2段構造になっていて、道路鉄道併用橋では世界最長なのだそうだ。
瀬戸大橋の一番北の橋が鷲羽山のふもとから櫃石島(ひついしじま)にかかる下津井瀬戸大橋で、一番南の橋が南備讃瀬戸大橋だ。

備讃瀬戸(びさんせと)の島々
備讃瀬戸というのは岡山県と香川県の間の海域の名称で、東は播磨灘、西は備後灘・燧灘にはさまれている。そして備讃瀬戸のうち、瀬戸大橋付近から東を東備讃瀬戸、西を西備讃瀬戸と称している。

西備讃瀬戸の島々の内、香川県側の28の島々(約半数が無人島)を塩飽諸島(しわくしょとう)と言い、一番西が粟島(あわしま)、一番東が瀬戸大橋付近の小瀬居島(こせいじま)だ。主な島は本島(ほんしま) ・牛島(うしじま)・広島(ひろしま)・ 手島(てしま) ・小手島(おてしま)・与島(よしま)・櫃石島(ひついしじま)などだ。
西備讃瀬戸の中の岡山県側の島々は笠岡諸島と呼ばれて31の島々からなり、高島、 白石島、 北木島、大飛島(おおびしま)、小飛島(こびしま)、真鍋島、六島以外は無人島だそうだ。尚、飛島(ひしま)というのは大飛島と小飛島の総称だそうだ。

東備讃瀬戸の豊島(てしま)、小豊島(おでしま)、男木島(おぎじま)、女木島(めぎじま)、と直島周辺の井島、家島(えじま)向島(むかえじま)などは直島諸島(なおしましょとう)と呼ばれているようだ。

ウェイポイント-1)草壁港桟橋前―白石瀬戸西43.2nm
N34:28.7170 E134:17.8760  KUS4草壁港桟橋前
N34:27.3234 E134:16.4628  KUS3 地のハナゲ北
N34:25.0507 E134:15.3314  KS1 地蔵埼東
N34:24.4573 E134:14.1816 KS2 地蔵埼沖 備讃瀬戸東航路の東側入り口の中央灯浮標のすぐ北。
N34:26.9836 E134:07.6895  KS3小豆島と小豊島の間の水道にある百尋磯灯浮標南沖
N34:27.3135 E134:03.4479 S2 豊島を過ぎたところ。備讃瀬戸東航路中央灯浮標の北。
N34:26.7124 E134:00.6514 S3 柏島と直島の手前。これからふたつの島の間を通過。
N34:26.3792 E133:59.8103 S4 柏島と直島の間を抜けたところ。大槌島を左手に見てS5へ
N34:25.6704 E133:51.3178 S5 釜島東、右手に竪場島安全水域灯浮標
N34:25.6500 E133:49.2672  S6 下津井瀬戸手前 右に久須見鼻灯標、左に松島。
N34:25.8261 E133:48.5320 S7 下津井瀬戸大橋東
N34:26.0588 E133:46.7811 S8 水島航路東
N34:25.7875 E133:46.2956 S9 水島航路西
N34:26.2734 E133:45.5595 S10 六口島北
N34:26.2201 E133:42.6899  S11 トクダキノ石灯浮標南
N34:25.0582 E133:30.2198  O3白石瀬戸西
トクダキノ石灯浮標手前のガンツガセ北方灯浮標(右舷標識)は名前が紛らわしいが北方位標識じゃない。ガンツガ瀬という水深5-10mの瀬の北に設置したこれは右舷標識だ。
瀬戸内海の水源である神戸港と反対方向に向かうのでガンツガ瀬北方灯浮標(右舷標識)を左に、右前方のトクダキノ石灯浮標(左舷灯浮標)を右に見て抜けることになる。尚、トクダキノ石灯浮標(左舷灯浮標)の東に孤立危険物があるので灯浮標を通過するまではコース維持のこと。
左手に本島、広島、左前方に手島。しばらくは白石島迄9.5nm一本コース。
ウェイポイント-2)白石瀬戸西―仙酔桟橋前 6.6nm
N34:25.0582 E133:30.2198   O3白石瀬戸西 
N34:23.4538 E133:24.0297  仙1祇園岬沖
N34:23.3657 E133:23.4486  仙2赤岬沖、四郎三郎礁孤立障害標識の南
N34:23.1990 E133:23.3729  仙3仙酔島桟橋北沖
N34:23.1089 E133:23.3818  仙4仙酔桟橋前


航海記 : 小豆島草壁港-鞆の浦仙酔島桟橋:50nm
0500草壁港出港、1500仙酔島到着 これなら一気に尾道海の駅まで十分行けたな


0500離岸
ハナゲとはどういう意味なのかやはり鼻毛なのかな?進行方向ハナゲ浮標右手に赤旗のブイがずっとあったが定置の旗ではなさそうだった。
5.8knで進んでいたのだが内海湾を出たころから徐々に遅くなりついに4.4knに落ちたので潜ってみたが藻は絡んでなかった。潮流だったようだ。8時過ぎまでは逆潮だが9時ごろから潮に乗れるはずだ。風は西風、今日も向かい風だが弱いのであまり気にならない。
0620 地蔵埼通過 灯台の前の海面に備讃瀬戸東航路入口の航路標識が立っている。備讃瀬戸航路というのは地蔵埼沖から粟島の北まで続く大型船の法定航路だ。西に向かうヨットの中には定置網の心配がないので、と航路を通るヨットもいるが、KAKESU-3は航路は使わず、島めぐりを楽しみながらのんびり西に向かう。

0715 航路の向こう側(四国側)に稲毛島灯台とその前に立つカワナ岩灯標。
0725 右手に小豆島と小豊島の間の瀬戸。
小豊島はおでしまと読むようだ。このあたりから直島にかけての潮流は、豊島(てしま)~小豊島(おでしま)間と、直島西方の葛島(かつらしま)水道の南端付近が速く、流速は3kn を超すということだ。その他の狭水路も1.5~2.5kn で直島の宮浦付近では渦流が発生しやすいとのこと。小豊島と小豆島間の瀬戸は航行する船が多いので豊島小豊島間の瀬戸を抜けた方が小型のヨットには安全だという人もいるが、潮流の速い時間帯は止めた方が良さそうだ。
0800 右手に豊島(てしま)。
0805 豊島の山上に灯台。かつては産廃の不法投棄で大問題になった島だが今は芸術の島に変貌したようだ。

仙水島渡船桟橋の係留許可は広島港港湾管理センターでもらうことになってると聞いてたが、連休で休みなので仙水島渡船事務所に電話して了解を得た。言った言わないで後でもめることになるのだが。

0840 直島と柏島の間の瀬戸を通過。潮が速くて6.6~6.8ktで通過。島の間を出たら三角波。まるで生簀の中で魚の大群がピチャピチャはねてるような海面だ。
ここまでは航路に沿って北側を走ってきたが、ここから徐々に航路から離れていく。
0900 まもなく備讃瀬戸東航路から宇野港に向かう宇高東航路を横切る。
瀬戸内海の水源は神戸港だがこの宇高航路だけは例外で水源が「宇野港」になっている。

航路を横切ったら、右手に孤立障害標識(黒字に赤の横帯、頭は黒い球形2個縦列)がある。
備讃瀬戸海上交通センター携帯サイトで下津井瀬戸の潮流をチェック。0.4kt増速中とのことだったのでこの瀬戸の潮流は無視して良さそうだと思った。

0915 瀬戸大橋が見えた。ガスっており視界が悪いが写真を撮る。瀬戸大橋の中ほどにはヨットの寄港も可能な与島があるのだが視界が悪くて見えない。
0930 大槌島の北を6.6kn で通過。大槌島と小槌島の間が備讃瀬戸東航路だ。

1030 初めて瀬戸大橋の下を通り抜けた。下津井瀬戸にかかる下津井瀬戸大橋だ。この橋は瀬戸大橋の一番北にある橋で鷲羽山のふもとから櫃石島に架かっている吊り橋だ。
下津井瀬戸通過時7.9kn出ていて非常に速く感じた。(後で鞆の浦で聞いたのだがここの潮流は速くて逆潮最強時だととても通れない。他の瀬戸を通った方が良いよと言われた)。WIKIPEDIAに「下津井瀬戸大橋の西側には、潮流信号所の電光掲示板があり、「見張励行・VHF聴守」の文字が1字ずつ表示される(道路・鉄道どちらからも見ることができる)。この電光掲示板は、船舶に対して潮流への注意を促すために設置されているものである。」と書いてあったが、橋を通過後ふりかえって見なかったので気付かなかった。
後で水路誌を見たらこんな説明があった。
下津井瀬戸は、深水で障害はないが、潮流は3kn を超える。通航船舶が多く、西口付近では、海上交通安全法に定められた水島航路と交差しているので、巨大船と行き会うこともある。また、同瀬戸北側には、下津井港(港則法適用海域)があり、漁船の出入りが多いので注意を要する。
水島航路を横断しようとする100t以上の汽笛を備えた船舶は、海上交通安全法に基づく行先の表示及び汽笛の吹鳴をしなくてはならない(第22 図(69ページ)参照)。
下津井瀬戸東口付近の諸島の周囲には、暗岩及び干出岩などが散在する浅堆が延びている。釜島の西側は潮流が強い。

瀬戸を横切ったらすぐに水島航路横断だ。
水島側には多数の本船が見えた。また、西ノ埼信号所からこっちに向かって管制信号が出ていたので、これらの本船が一斉にこちらに向かって来てるように思えて一瞬緊張。すぐに航路に入らず、速度を落としてしばらく状況を観察した。

1040 水島側の本船はどれも停泊中だと分かったので全速力で横断開始。潮にも乗り7.7kn。航路を航行中の本船がいなかったので六口島の北端にある北方位標識の北海面に直接向かって斜め横断をしてしまった。

六口島の北端を通過して、上濃地島の手前を西に変針。
先ほど西の埼から水島側に見えた多くの本船は水島検疫錨地に投錨中の本船だった。上濃地島の西が検疫錨地だったのだ。

1110 ガンツガ瀬北方灯浮標(右舷標識)を左に、トクダキノ石灯浮標(左舷灯浮標N34:26.314 E133:42.003)を右に見て通過。瀬戸内海の水源は神戸港なので西に向かう時は航路標識の左右が逆になるのだ。

トクダキノ石灯浮標(左舷灯浮標)の北海面は網代諸島という無人島・岩礁群が拡がっている。網代諸島とはずいぶん大層な名前だが水島諸島内では最も小さな島々で、下水島・上水島の南方の海上にある小さな無人島群・岩礁群のことだ。南端がトクダキノ石灯浮標の北にある大柄杓島(おおびしゃくじま)・小柄杓島(こびしゃくじま)だ。

左手に本島、広島、左前方に手島が見える。白石瀬戸までは約10マイルの一本コースなのでのんびり航行。
下津井瀬戸に架かる瀬戸大橋を抜けてから網代諸島南方を通って白石瀬戸に向かうこのコースは小型船の常用コースだと瀬戸内海水路誌に書いてあった。

1250 白石島北を通過。ダメなら今ならまだ目的地を白石島に変更できるので仙酔島渡船事務所に再度電話。改めて係留可能であることを確認。
沖の白石灯台通過

福山港灯標の列を通過。
1500仙酔島渡船桟橋到着。

渡船事務所には朝だけでなく白石島通過時も電話して係留できることを再確認し、その際、桟橋の先端に横着けしろと言われたのだが、到着後電話したら(渡船事務所は仙酔島にはない)桟橋の係留については自分たちは関知しない、広島港港湾管理センターの許可をもらえと言い出した。港湾管理センターは日曜日で休みだし埒が明かない。結局、桟橋の先端はモーターボートでふさがってるので二隻並んでいる漁船(たがいに横抱きしているようだ)と観光船の間に槍着けすることで決着。

一件落着と思いきや、この直後、積乱雲通過、ザアザア―ぶりの雨と突風で大変なことになった。⇒満天☆の海。そして沖合では同じくらいの年齢の人が落雷で死亡し、全国ニュースで流れたので勘違いされて心配をかけてしまった。

福山市渡船管理事務所 〒720-0201 福山市鞆町鞆623-5 TEL:084-982-2115
広島港湾管理センター福山営業所 084-981-5760

泊地記録
トイレは渡船乗り場、お風呂は国民宿舎。その他全て鞆の町に渡船で行く。
by mantenbosisan | 2013-07-29 01:40 | 針路は西へ2013 | Trackback | Comments(0)
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