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満天☆の海-2

瀬戸内海島めぐり四日目2013.07.17 布刈瀬戸を通って弓削島へ

記録写真は満天☆の海対応頁へ

航海計画 : 尾道海の駅-弓削港海の駅13.6nm
尾道水道西口を出て岩子島の先を左転、岩子島と細島の間を抜けて向島と因島の間の布刈瀬戸に向かう。布刈瀬戸最峡部の因島大橋を通過後、百貫島をほぼ正面に見て因島沿いに進み、弓削島と因島の間の弓削瀬戸に入る。距離にして約14マイルの短い航程だが、布刈瀬戸と弓削瀬戸の航行を楽しむことが出来、好きな百貫島も間近に見える。
布刈瀬戸について水路誌は「三原瀬戸の東口にあたり、最狭部の大浜埼(因島北東部)付近の可航幅(水深10m以上)は約500mで、屈曲し、潮流も強く海難が多い」と書いてある。
「布刈瀬戸は三原瀬戸の東口にある」というのはどういうこと?と思ったのだが、三原瀬戸というのは向島から来島海峡までに幾つもある瀬戸の総称だった。すなわち、小型船が来島海峡の急潮流を避けて通る常用コースで、東口の最初の瀬戸が布刈瀬戸(向島と因島との間)で、その後三原湾、青木瀬戸及び大三島と大崎上島との間の水道を通り、西口の大下瀬戸(大下島と小大下島との間)を経て来島海峡西口に至る全長約26Mの連続した狭水道の総称ということだった。

潮流(7月17日)
尾道水道:0919最強1.2kn西流、1235転流。
長崎瀬戸:0905最強1.4kn北西流、1219転流。
布刈瀬戸:標準地点長崎瀬戸、潮時差ゼロ、流速比1.8倍。⇒0905時の最強流速は2.52kn

水路誌によると長崎瀬戸の最強流速は平均大潮で約3.6knとなっているが、平成25年瀬戸内海・九州・南西諸島沿岸潮汐表を見ると長崎瀬戸の今年1年間の最強流速は2.8knだ。例年よりだいぶ流れが緩やかだ。従って布刈瀬戸の今年度の最強流速は2.8knの1.8倍で5knということになる。ところが、尾道海の駅で海の駅アテンド部会の人と話す機会があり、布刈瀬戸の潮流について聞いたら多少は影響受けるかもしれない程度で気にすることはないと言っていた。その人がどういう意図でそう言ったのかわからないが、地元の人の話を鵜呑みにしてはいけないということだ。

ウェイポイント尾道海の駅-弓削港海の駅13.6nm
7月17日因島大橋に向かって航行中、岩子島と細島の間から因島大橋までの海域で何度も西航船と行き会いになった。こちらの取ったコースが悪く向島に寄り過ぎていたようなのだ。

針路法によると西航船は因島大橋を通過後、岩子島の西沖の懸り瀬を避けるために岩子島の黒崎鼻と細島の細頭の間の真ん中を通って325°で進む、となっている。なるほど西航船がほぼ真ん中の海域を進んでくるのであれば行会いになるはずだ。それで帰港後、この間のルートを修正した。新しいルートは尾道水道を出てから左転して長太夫礁灯標の東にほぼ187°Mで向かい、因島大橋中央を127°で見て変針、次に大浜埼灯台の北で変針して因島大橋の中央橋梁灯の右を通過するように変更した。
これなら西行船と行き会いにならず、また、シナカノ磯、四十島の暗岩、大浜埼の暗岩もかわせる。
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航海記 : 尾道海の駅-弓削港海の駅13.6nm 2.9時間
2013年7月17日晴れ
1115出港 尾道海の駅 広島県尾道市
1409入港 弓削港海の駅 愛媛県越智郡上島町弓削

尾道に二泊
出港前チェックB12.83/75 
燃料購入17日朝 川口石油(尾道市)40ℓ

1115ずいぶん遅い出港だ。尾道海の駅の入出港は尾道水道の転流時に行わないと危険だと聞いていたが、今回転流1時間20分前だったが潮流に流されて危険を感じるようなこともなかった。これなら入港する時も転流時と1時間くらい前後しても支障は無いんじゃないだろうか。

尾道水道は通航する船が多いし航路を横断する渡船も多い。この日も向島行の渡船が尾道駅前の桟橋を出たのが分かったので避けようと速度を落とし始めたら渡船の方が大きく進路を変えてくれた。優先権は航路を航行中のこちらにあるにしても申しわけないなと思っておじぎをしたら、丁寧に挨拶を返してくれた。

尾道水道航路の西口出口付近まで来たら、驚いたことにウェイポイントOY5がGPS上では陸上になっていた。ウェイポイントの経緯度は紙海図とNewPecで確認済みなので間違いない。それをGPS画面に落とすと陸上になるということは、明らかに葵ソニックのGPS地図がお粗末なのだ。気にする必要はないとは思うもののやはり気になってGPSを見てしまう。おかげでまわりの景色を楽しむ余裕がなかった。

水道西口にある大鯨島と小鯨島の間の可航幅は170mで、水深も十分ある。尾道を出るフェリーなどはこの間を通るが、設定コース通り大鯨島の右を通過してメンを揚げてから因島大橋に向かった。尚、大鯨島の先を左に曲がらないで右の陸沿いに小佐木島との間を抜けて進めば青木瀬戸だ。

因島大橋までの設定コースは向島側に寄り過ぎだった。因島大橋を通ってこちらに向かってくる本船はけっこう多いのでそのたびに右に避けなければならなくなる。最初から細島、因島側寄りにコースを引くべきだった。ただし、注意しなければならないのは、細島と因島の間にある孤立危険物、四十島のそばの暗岩、大浜埼灯台のそばの暗岩だ。因島大橋に向かう本船はかなり因島寄りを航行していたが、こういう障害物があるのを知らないでうっかりまねして寄り過ぎると危険だ。

無事因島大橋通過。
三年前に陸上から因島大橋を渡った時の資料⇒しまなみ海道ー2)因島大橋(布刈瀬戸メカリセト) : 満天☆の海-2

因島大橋通過後風が正面に変わり6knだった艇速が4.6knにダウン。
因島大橋を過ぎると正面に百貫島。この島は高さ70mの円すい形をした小島で島頂に灯台がある。布刈瀬戸南東側の進入路付近にあり遠くからもよく目立つので、三原瀬戸へ出入するときの好目標だ。尾道の千光寺の山の上からも見えた。

やがて弓削島が現れ、弓削島と因島の間の弓削瀬戸に入る。弓削島側には定置網あり。

間もなく因島、生名島(いきなじま)、弓削佐島、弓削島に囲まれた交差点のような海域に出る。因島と生名島の間に入って行けば長崎瀬戸でその先が土庄港、更に進むと鶴島、亀島などがある。フェリーで行ったところだ。生名島と弓削佐島の間を行くと岩城島、赤穂根島だ。
このあたりの島を調べてみたら、しまなみ海道の橋が架かっている向島、因島、生口島は広島県尾道市に含まれ、しまなみ海道から取り残されて陸とつながってない弓削島、佐島、生名島、岩城島が愛媛県上島町なのだ。 

正面に同じような橋が二つ現れるのでちょっと戸惑うが、右側が生名島と弓削佐島に架かる生名橋(―いきなはし―)で、左側が弓削島と弓削佐島に架かる弓削大橋だ。生名港の前の孤立障害標識を右に見て弓削島に沿って左方向に廻りこむと弓削大橋の手前左側に一文字防波堤があり、手前(北側)の陸との間の狭いところからも船が出入りしていたが、設定したコースに従いまっすぐ橋の方に向かって進むと左手に港内が見えてきた。 
一文字防波堤以外には防波堤はなくいきなり港内だ。ひどく無防備な港だなと思ったが、むしろ、島に囲まれた天然の良港ということなのだろう。

外から家の中が丸見えという感じの港なのだが、目的地の海の駅の桟橋がどこにあるのか分からない。
役場に電話して経緯度を尋ねたが、白い建物を目指してきてその前の桟橋に付けろという大雑把な指示だった。港内には白い建物は二つあったが左手の方が立派な建物だったので(たいがい一番立派な建物が役場関係)、そちらに進んだら見つかった。だいたいこのあたりだ⇒N34:15.4886 E133:12.2163。NewPecの位置情報では見当外れの港内右端になっていた。尾道に続きここも間違いだ。

泊地記録
目の前の役場庁舎に日の丸の旗とともにUW旗がひらめいていた。歓迎の意を表すと同時に航海の安全を祈るという意味なのだが、こういうことをやってる庁舎は日本に他にあるだろうか?すごいことだなと思う。
係留料3円/日、桟橋設備利用料:給電300円/日、給水100円/日 
草壁港桟橋を管理している香川県は愛媛県上島町のこのすばらしいホスピタリティーを見習ってほしいものだ。無理だろうな…
きれいな水洗トイレ、エヤコンの効いた無料休憩所が目の前の役場の隣。
食事、珈琲、パソコン、お風呂、宿泊は百貫島も眺められる素晴らしい眺望の温泉リゾート施設フェスパ:お風呂に入るのに一人でも送迎してくれるが、ダメと言われたら頑張る。ずっと坂道だからとても徒歩では無理。最後の手段は17:26発のフェスパ方面行き町営バスに自転車を積んで乗り、お風呂を出た後はもうバスがないので自転車に乗って下り坂を楽に下りてくるという方法がある。
by mantenbosisan | 2013-07-29 02:00 | 針路は西へ2013 | Comments(0)
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