瀬戸内海島めぐり六日目2013.07.19 備讃瀬戸を東に小豆島ふるさと村へ
航海計画 : 多度津-小豆島F村桟橋 31マイル
今日は瀬戸大橋の一番四国側の南備讃瀬戸大橋を通り備讃瀬戸の南海域の島々を巡る船旅だ。
備讃瀬戸大橋には南北あって、与島と三ツ子島の間が北備讃瀬戸大橋で、三ツ子島と四国側の番の州にかかるのが南備讃瀬戸大橋だ。うまい具合に南備讃瀬戸大橋は三ツ子島と番の州の間を通っている備讃瀬戸南航路をまたいでおり、北備讃瀬戸大橋は三ツ子島と与島の間を通る備讃瀬戸北航路をまたいでおり、航路名と橋の名前が矛盾しないようになっている。そして備讃瀬戸航路から水島をつなぐ水島航路が瀬戸大橋に平行している。
ウェイポイント多度津-小豆島F村桟橋 31nm

航海記 : 多度津-小豆島F村 31nm 5.8時間
2013年7月19日晴、北寄りの微風。0750多度津港内桟橋離岸、1330小豆島ふるさと村桟橋着
0750 出港。七百瀬を北に避け、丸亀港の前を通って瀬戸大橋1nm手前の備讃瀬戸南航路灯浮標の西直近に設定したウェイポイントTT3に向かい、東航船専用航路に入る。風はなく波もないのどかな航海だ。
計画当初は航路に入らず、航路と四国側の番の州の間を通ろうかと思っていたが、通れるかどうかも分からないしわずかな距離なのでここは正攻法で航路に入って航行することにした。
0908 南備讃瀬戸大橋を通過。左側に与島※も見える。
※昭和63年(1988年)に瀬戸大橋が櫃石島(ひついしじま)、岩黒島、羽佐島、与島、三つ子島を渡って架かると観光業の振興が期待された。与島には750台の駐車場を備えた与島パーキングエリアが建設され、隣接して観光商業施設「フィッシャーマンズワーフ」が京阪電鉄によって建設された。オープン後数年は年間500万人を集客したが、ブームが過ぎると急激に客足が遠のいた。小与島(およしま)には「アクア小与島」というリゾートホテル(28室)が完成したが、オープン後間もなく運営業者が破綻して閉鎖された(以上WIKI)。
与島のフィッシャーマンズワーフ跡地には大きな桟橋が二つもある県営のゲストバースがあるのでヨットの寄港も可能だ。
瀬戸大橋を通過後、すぐ目の前の小瀬居島という小さな島の前を右にまがり、四国側の陸地(瀬居島という名前があるが今は四国と地続き)との間を通過して小槌島と四国の間の小槌瀬戸に向かう。
1000 小槌瀬戸を通過。きれいな島だ。上陸して砂遊びをしたくなる。
小槌瀬戸の先には左に孤立危険物、右には孤立危険物が連続して2ケ所と水深2mの浅所があるので、犬崎の鼻に沿ってすぐに右転してはいけない。設定コース通り宇高西航路の手前に設定したウェイポイントTT8まで進んでから右転して高松沖へ。
1100 高松港沖到達。左は女木島だ。キャンプ場と海水浴場があるきれいな島のようだ。県のビジターバースがあるがポンツーンが小さめなので係留可能か事前に問い合わせした方が良さそうだ。
高松港沖から高松東航路灯浮標に向かうのだが、この間右に稲木出シ灯浮標、左に高松中航路灯浮標(安全水域標識)がある。稲木出シ灯浮標は東方位標識だからその西側を航行するのはちょっと気になるので調べてみたら、灯浮標の南西300m付近に稲木出シという水深5mの浅瀬があった。水深5mならヨットは大丈夫だが設定コースはこの稲木出シの浅瀬から400m離れている。
稲木出シ灯浮標と高松中航路灯浮標の間を通過したら大島と稲毛島と高松東航路灯浮標に囲まれた海域に向かうのだが、この海域は狭いのに高松に出入りする船舶が多く、高松港沖からまっすぐ稲毛島に向かうと高松港に向かう船舶の前を斜めに横切る形になる。従って高松東航路灯浮標の前を通り越して四国側の岸沿いに観音崎の方に向かい、稲毛島の西沖(カナワ岩灯標方向)をほぼ真北(007°M)にみて変針した。
尚、高松東航路灯浮標は右舷標識だが、これは水源が神戸港だからだ。高松港は水源ではない。高松港から離れるのに右舷標識を右に見て通過するのは違和感があるがこれで良いのだ。
また、高松中航路灯浮標とか高松東航路灯浮標とか言う名前の灯浮標があるからには、そのような名前の航路があるはずだと思って調べてみたら、かつては存在したが今は存在してないそうだ。灯浮標にだけ航路名が残ったらしい。
稲毛島と鎧島の間のウェイポイントTS3に来たら航路前のウェイポイントTS4に向かう。稲毛島、鎧島、兜島いずれも無人島だ。稲毛島は映画に夢島として登場したと聞く。
1200 兜島の航路側にあるカナワ岩灯標を左に見ながら航路前のウェイポイントTS4に到着。西から本船が来ていたので待機してから航路の横断にかかった。備讃瀬戸東航路の横断禁止ゾーンは宇高東航路と西航路のところだけなのでカナワ岩灯標のところを横断するのは問題ないはずだ。航路幅は700m幅の航路が二本1400m(0.8nm)なので渡り切るのに10分近くかかった。この10分は長かった。
(距離(nm)÷速度(kn)×60=その距離に要する時間)
1330 ふるさと村到着。
NewPecには池田湾に区画漁業(養殖漁業)の位置を示す囲い線が何カ所も描かれているので、それらを避けて航行コースを設定していたが定置らしきものはなかった。第六海保の情報を見るとこれらは定置漁業、区画漁業の許可区域とある。すなわち必ずしも漁具が敷設されているわけじゃないということだ。
ふるさと村のポンツーンはびっくりするほどお粗末だった。一番外側のポンツーンはセンター舫いを取るクリートもなかった。外から二つ目のポンツーンは釣り船が使ってたので見なかったが、三つ目のポンツーンはセンター舫いを取るクリートもあったし、造りもいくらかしっかりしてるように見えたが、吹き溜まりでゴミが集まってくる心配があったので、結局一番外側に係留した。
風が弱いので大丈夫だが、強風が予想される時はふるさと村の桟橋はどれも危険だと思った。防波堤がないので強い風と波が池田湾から直接入り、桟橋ごと流されて破壊されそうだ。
泊地記録
海の駅看板に偽りあり注意(海の駅事務局HP(http://www.umi-eki.jp/index.html)の全国海の駅案内記載の設備情報は全くいい加減だった)
受付:道の駅喫茶コーナー
係留:貧弱なポンツーンに横着け
シャワー:入港してすぐに浴びたいのがシャワーだが、まだやってないと言われた。学校の夏休み期間限定?
風呂と食事:道の駅に食堂があるが17時で閉店。近くには食べるところがないので風呂と定食のセット料金2250円で国民宿舎に頼めと言われた。有無を言わさずという感じだったが一人でも送迎ありは◎。尚、食事は定食オンリーで選択不可は×だ。
トイレ:道の駅
給油:道の駅、喫茶コーナーで手配頼む。
給電、給水:ポンツーンには設備無し。
融通が利かない食事は×だが国民宿舎からの眺望は素晴らしかった。わざわざ写真を撮るために国民宿舎に来る人も多いようだった海の駅の周りには全く何もないので次回来た時は国民宿舎に一泊しようと思った。

