燃料フィルターの点検と交換
点検時期: 年一回。問題なければ交換の必要なし。

1)燃料タンクのバルブを締める
2)エレメントを外して濾し器カップと一緒に取り出す
①リテーニングリングを緩めて濾し器カップ(以下カップ)を外し、指で支えておく
②カップを指で支えながら、エレメントを外してカップの中に落とす
③エレメントとカップを取り出す
リテーニングリングを外すにはパイプレンチを使う。パイプレンチでしっかり挟んで左回りに回して緩める。カップの中には燃料が入っており傾けるとこぼれるので注意。あらかじめ下にウエスを置いておくと良い。
カップを外しても下につっかえてあまり下りないので、濾し器本体との隙間はほんのわずかしか開かない。多少燃料がこぼれるがカップをちょっと傾けて隙間を拡げて両手の爪を無理矢理差し込んでエレメントに引っ掛けて回しながら少しずつ下に押し下げながら外して、カップの中に落として取り出すのだが、隙間が狭いので慣れるまで実に難しい。
3)濾し器カップに入っていた軽油の処理とカップの中の洗浄
①カップの中に入っていた軽油は用意しておいたポリ缶に入れて持ち帰るかエンジンボディーの洗浄用に使ってしまう。
②洗浄用プラスティックケースに新しい軽油を入れてカップを洗う。
4)フィルターの点検確認
フィルターがあまり汚れてなく、フィルターに口を付けて息を吹き込んでみて、息が問題なく抜けるようなら交換の必要はない。今までの経験では2年くらい経っても異常ない。
5)濾し器カップと一緒にエレメントを取り付ける
①カップにOリングをつける。ゴム製のリングなので、よじれてはまると燃料が漏れたりするので注意して取り付ける。
②エレメントをカップに入れて取り付ける
エレメントをカップに入れてカップの中に燃料を満たして(リングはまだつけないで)エレメント受け口のところに持って行き、両手の指でカップを支えながら爪を使ってエレメントをはさんで上に押し上げてとりあえず外れて落ちてこない程度にはめこむ。エレメントをカップに入れた状態で持ち上げて受け口に当て、カップごと上に押し上げてエレメントをはめる方法もある。こちらの方が簡単。
どちらの方法を取るにせよ、まだこの段階ではしっかりエレメントは受け口にはまってない。リテーニングリングをカップにはめて締め込んで行けばエレメントがしっかり受け口にはまって行く。
もしエレメントがきちんと受け口に差し込まれてなければリングは2-3回くらいしか回らないのでわかる。
また、リングをあまり強く締めすぎるとカップが割れるので締めすぎにくれぐれも注意!カップに横一線にひびが入っているのを見落として機走中に燃料漏れを起こしたというトラブルがたびたびあるらしい。燃料漏れが起こるとエンジン下のビルジ溜りに燃料が溢れるし、なによりもエンジンに燃料が供給されないのでエンストを起こして走れなくなる。そんな時の為にカップの割れを塞ぐテープを準備しておく。KAKESU-3はカップの予備を積んでいる。
6)エレメント交換が終わったら燃料タンクバルブを開けて、エヤー抜きをする
⇒ 燃料フィルターと噴射ポンプのエアー抜き
注:(2015.12.26 追記)
燃料フィルターを取り付ける際、フィルターケースの中に燃料を満たして取り付けないとプライミングレバーでは力不足でいくらポンピングしても燃料が上って来ない。
7)エヤー抜きが終わったら1時間くらい試運転する
エヤ抜きが終わったら1時間くらい試運転して、エヤ抜きが完璧に終わり、燃料漏れもないことを確認する。
エヤ抜きが不完全だとエンジンが始動しないか、エンジンの回転が不安定になる。エヤ抜きが不完全であっても通常はエンジンを回しているうちにエヤが抜けてくれるはずだ。
燃料漏れの確認箇所はエンジン下のビルジ溜り、リングとエヤー抜きバルブのところ。
若干指に燃料がつくくらいならそれほど心配はないとのこと。

