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満天☆の海-2

来島水道航法図

出典:瀬戸内海水路誌
来島水道航法図_b0114415_1094346.jpg

釣島《ツルシマ》水道(海図W141、W1131)



概要  釣島水道は安芸灘と伊予灘との間の諸水道のうち最も広く、最狭部の可航幅(水深 20m以上)は約1.5Mである。険礁は少なく、推薦航路中央付近の水深は、30m以上である。
昼夜とも大型船が通航でき、航路に沿って航行すれば左右に圧流されることは少ない(第31図(108ページ)参照)。東口では広島・呉~松山間の定期船が航路を横切り、また、西口では東航船が伊予灘や平郡水道から集中し、さらにクダコ水道に出入りする船舶や松山~岩国・柳井間の定期船などが航路を横切るなど、船舶が輻輳する。
この海域では大型船の衝突事故がしばしば発生している。また、水深は深く仮泊に適さない。
(釣島水道南側の高浜瀬戸については、第3編の松山港(296ページ)、北側の芋子瀬戸及び関戸瀬戸については、本章別項(105ページ)の記事参照)

霧  この水道は霧が滞留しやすく、特に濃霧時には十分注意しなければならない。

潮流  興居島と中島との間の中央部では、北東流(南西流)は松山の低潮(高潮)約2時間 20分後から高潮(低潮)約2 時間20 分後まで流れる。大潮平均流速は3.5kn である。


航行安全指導  第六管区海上保安本部では、船舶交通の安全を図るため、次の航行安全指導を行っている。

釣島水道における右側端航行の励行  釣島水道をこれに沿って航行する船舶は、安芸灘南航路第1 号灯浮標(33°57.5′N 132°42.9′E概位)と釣島水道灯浮標(33°54.6′N 132°37.9′E概位)とを結んだ線から150m以上離れた右側を航行すること。
(注)
1 この航行方法は、海上衝突予防法に定める右側端航行を励行するための具体的基準の明示である。
2 釣島水道の出入口付近においては、この勧告にあわせ、船舶は、十分に注意して航行すること。

錨地  中島周辺の湾はいずれも錨泊でき、南側の湾は北寄りの風をよく防ぐ。底質泥で水深11~16mの所に好錨地が得られる。
興居島の鷲ケ巣湾及び由良湾は古くから避泊又は潮待ちに利用されている。また、野忽那島の北東方や釣島の南方でも仮泊する船舶がある。

漁業  釣島水道は漁船が多い。釣島~由利島間の主航路付近では夜間漁船がい集することがある。フェ
リーの報告によると釣島水道内に無灯火の漁船が多いため、見張りを厳重にして航行しているという。
by mantenbosisan | 2015-02-28 10:11 | 航路情報 瀬戸内海&紀伊水道 | Trackback | Comments(0)
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