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満天☆の海-2

那智勝浦沖のジドー島の正体は?

海図W46を見ると、那智勝浦沖にジドー島,那智湾にシイノ島と言う記載があるが、島らしい形はない。
那智湾にもシイノ島と言う記載があるが、こちらも名前の記載があるだけで島らしい形跡はどこにもない。

ジドー島という記載のそばには36R、シイノ島の方はそばには7.7R,11.8R等の記載がある。Rは岩、その前の数字は水深のはずだが、なぜ島(=海上に露出している陸地と理解してる)と記載されてるのか?

島の定義を調べてみた。

Wikipedia 島

海洋法に関する国際連合条約(国連海洋法条約)第121条では、

  • 自然に形成された陸地であること
  • 水に囲まれていること
  • 高潮時に水没しないこと

の3つの条件を満たすものを「島」と定義している。

日本の海上保安庁は「満潮時に海岸線の延長距離が100m以上の陸地」を島と定義している。一方、国土地理院は「航空写真に写る陸地」を島と定義している。また、国土地理院の定義では島未満の地形として、暗礁洗岩干出岩水上岩からなる岩礁がある。

の中に存在する、周囲が水で囲まれた陸地も島と呼ばれる。

どれをみても水没するものは島ではないのだ。?
ならば海上保安庁が発行している海図に島と記載されている以上そこには島があるということだろう?

それでは海図記号の記載漏れ?
海図には時々訂正がなされ水路通報で海図記載事項を改正してるので、あり得ないことはない。

海中の岩に地元の漁師たちが名称をつけたか、あるいは昔は海上に露出してたが地震などで海中に没した?
どちらもあり得るなー。

気になるので所管の第5海保海保に聞いてみた。ただし、ヨットの航行に支障があるかないかという観点で簡潔に問い合わせた。

海保回答:
平素より五管区海の相談室をご利用いただきありがとうございます。
ご質問頂いた海図W46「新宮港至浦神港」に記載されている浅瀬の情報について、次のとおり回答いたします。
1.「ジドー島」について
  ご質問いただいたとおり、こちらは水深36mの底質(海底の状態)は「岩」です。
2.「シイノ島」について
  こちらもご質問頂いたとおり、水深7.7mの「岩」となっています。
3.「滝出し」について
  こちらの海図水深は15.8mです。

※海図に記載されている浅瀬は主に、航海安全上必要と思われるものが記載されておりますが、「喫水1.8m」のヨットであれば上記の浅瀬については航行に影響はございません。
以上、回答いたします。

結論:
島の正体は
ジドー島:海底の岩で、岩の頂上は水深36m。
シイノ島:海底の岩で、2ケ所隆起して高くなってるところがあり、一つはその一番上が水深7.7m、もう一つは水深11.8m
滝出し:海図水深15.8mの浅瀬
なぜ海中の岩を島と呼称してるのか:不明






参考:
海は危険がいっぱいhttp://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN6/5_sodan/mame/topic42.htm

那智勝浦沖のジドー島の正体は?_b0114415_20520390.jpg

by mantenbosisan | 2016-03-12 22:14 | 航海情報 遠州灘~紀伊半島 | Trackback | Comments(0)
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