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満天☆の海-2

船の取り回しの原則-2

後進時はラダーブレードに大きな水圧を受けるので、舵を持って行かれてびっくりすることがある。後進するときはティラーをしっかり握って小さな舵角で操船すること。

クルージングヨットに多いスケグ付ラダーは後進時の舵効きが悪い。後進して回頭する時に舵を切ってもスケグ部分は動かないので、スケグに水流を受けるからだ。舵を大きく切っても言うことを聞かないので、小さい舵角で後進すること。

バースから出る際、後進しながら回頭し、それから前進して方向転換するような場合、後進、回頭、機関中立、それから機関前進となるわけだが、前進に入れてもすぐには後進の行き足は止まらない。後進の行き足がまだ残ってるうちには進行方向に舵を切ってもダメだ。まず回転を上げて後進の行き足を完全に止めよう。後進の行き足が止まり艇が前進し始めてから向かいたい方向に舵を切る。ギヤを前進に入れたとしても後進惰性が消えないうちに舵を切っても舵を切った方向に行ってくれないという事を覚えておこう。

港内は微速が原則
モーターボート等と比べてヨットのラダーブレードは大きいし、大きなキールを持ってるので微速前進でも、ギヤを中立にして惰性で走っていても舵効きは大変良いのだが、その一方で、停止しようと思ってギヤを後進に入れてもエンジンが小さいのでなかなか止まってくれない。そういう点は渡船や漁船と大違いだ。彼らの操船を見ていてうらやましくなるがヨットのエンジンは小さいので同じようにしようと思っても無理だ。小さなエンジンのヨットは急には止まれない。だから、常に港内では微速、惰性で操船したい。

by mantenbosisan | 2012-02-22 21:02 | セーリング(含む機走) | Trackback | Comments(0)
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