石廊崎沖海難事故聞き書き-追記
前稿の船舶インシデント調査報告書では、「本船は、水分が混入した燃料油が主機に供給されたことから主機が停止し、運航不能となったものと考えられる。燃料油フィルタの水抜きが完全に実施されなかったことから、主機に水分が混入した燃料油が供給されたものと考えられる。」と結論付けているが、はたしてこれで正しいのだろうか?どうも納得がいかない。
なぜなら、燃料フィルターの水抜きを完全に実施したとしても、それはたんに燃料フィルター内の水を抜いただけのことであって、燃料タンク内の水はそのままなのだから、エンジンを始動すれば燃料タンク内の水は再び送られ続けてくるはずだ。従って、燃料タンク(燃料フィルターではなく)の水抜きが完全に実施されなかったことから、主機に水分が混入した燃料油が供給されたと思うのだが…はたして?

