満天☆の海-2

こんなヨットがいた!

そのヨットは今年5月東京湾から九州方面にクルージングに出た数人乗りのヨットだ。

武勇伝その1)海草を巻き込み、海保を呼んで近くの港まで曳航させた。


海草や捨て網、ロープなどがペラに巻き付くという事は航海中には頻繁に起こることで、クルージングヨットなら普通はその対策をしているはずなので、自分達で潜って切除することなく海保を呼んだことには驚いたが、海保が要請に応じて近くの漁港まで曳航救助してくれたなんて2度ビックリだ。ヨットの面々を見て恐れをなして言うことを聞いたか?

ブログを読むとこれは潮岬通過後のことで、ペラに絡んだのが海草かどうか確認する前に前進後進を繰り返して外そうとしたようだが、そは危険ですよ。止めた方がいい! もしそれがロープや捨て網だったりするとシャフトを曲げたり、船底に亀裂を生じて浸水することがあります。実例を何件か知ってます。

武勇伝その2)更に驚いたのは、あの早鞆の瀬戸で明らかな航法違反をしている。

ブログを読むと、関門海峡の早鞆の瀬戸を西行するのにメインセール揚げたまま、航路の門司側(これは反対の東行船の航路で右側航行は一般常識でしょう!)の中央寄りを通ったとのことだ。これこそ猛者の極みか? いや、おそれいりました。



注:早鞆の瀬戸の特別ルール:できる限り航路の右側を航行しなければならない。ただし、早鞆瀬戸を西航する総トン数100トン未満の船舶は、できる限り門司埼に近寄って航行し、他の船舶に行き会ったときは、右げんを相対して航過すること。(通常は左舷を相対して航過するので、早鞆の瀬戸だけは逆になるということ)

尚、航法に規定はないが、関門海峡をセールを揚げたまま走ってると、セールダウンしろと指導を受けるのだがこの時は巡視艇に会わなかったようだ。

また、このヨットは入港の難しい御前崎港マリーナ、フィッシャリーナ那智、綱不知などに入ってるが、入出港時の様子などにはまったく触れてない。まさか危険個所があることを知らなかったという事はないと思うが…?事故さえ起きなければなにをやっても天下泰平!!


ご安航を祈ります。






このヨットのブログ http://yachtinglife.blog.fc2.com/blog-entry-56.html

[PR]
by mantenbosisan | 2017-08-28 14:15 | 航海情報全般