エンジン防蝕亜鉛交換-1)サイドから
エンジン防蝕亜鉛は定期交換項目の中の最重要項目だと思う。確実に12か月くらいで半分以上無くなる。2年も交換しないとほぼ無くなっている。そうなるとなにが怖いか、エンジンボディーが電蝕を起こして穴があく可能性があるのだ。
1GMエンジンの防蝕亜鉛は正面から見て右側面にある。
正面から作業する方法と側面からやる方法があるが、どちらも一長一短がある。
これは側面からやる方法だ。この方法の欠点はサイドの狭いスペースから体をねじ入れるので体が安定せず、作業する姿勢を維持しにくく後で体が痛くなることだ。長所は防蝕亜鉛取り付け部が良く見えるので、防蝕亜鉛の欠片などをエンジン内部に取り落とす心配がない点だ。

準備するもの 防蝕亜鉛、丸ゴム、パッキン(サーモスタットと共通)、レンチ10,12,17番(めがね・ソケット、ラチェットレンチが使いやすい)、プライヤー、カッターナイフ、新聞紙、など。
1)まず、蓋の左右に付いているボルトを2本外す。10番レンチを使用。
ジンクの周りが狭くて引っかかるので出来るだけ柄が短いレンチを使う。それでも少しずつしか回せないが。
2)次に蓋の真ん中に出ているナットをプライヤーで挟んで引き出す。くっついていて簡単に引き出せないこともある。

3)下の写真は蓋を外したところ。防蝕亜鉛は蓋に付けられているので蓋と一緒に出て来る。
下の写真のように防蝕亜鉛の一部が欠けて残っている時は、中※に落とさないように注意して取り出す。エンジン正面から作業する時はこういうのが見えない。歯医者さんが口の中を見る時に使うような小さい鏡に長い柄がついた工具があれば別だが。
※中は冷却水が循環するウオータージャケットだが、防蝕亜鉛の欠片が詰まって冷却不良を起こすこともあるので注意。


4)防蝕亜鉛を蓋から取り外す。
防蝕亜鉛はボルトが埋め込まれており、丸ゴムをはさんで蓋のネジ穴にねじ込んでから更に蓋の外側からナットでとめられてる。
従って、外す時は蓋をプライヤーではさんで外側のナットを12番レンチで外してから、防蝕亜鉛を別のプライヤーでつかんで回しながら外す。

5)新しい防蝕亜鉛を取り付ける。
取り外した時と逆の順序で取り付ける。丸ゴムをつけた防蝕亜鉛を17番レンチではさんで蓋の内側にねじ込み、蓋の外側からナットを締める。12番レンチで。

6)次に蓋の内側にパッキンを当ててエンジン取り付け部に嵌めて、ボルトで締める。10番レンチ使用。

防蝕亜鉛の取り付けかたが悪いと冷却水が漏れる。写真で見てわかる通り周囲が赤茶色に錆びている。
防蝕亜鉛の交換が終ったら、忘れずに冷却水取り入れ口のバルブを開けてから、エンジンをかけて水漏れがないことを確認する。

