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満天☆の海-2

オイル交換とチェック方法 (潤滑油の点検と交換)

潤滑油の油量の点検時期  
毎回乗船時に点検し、記録する。

油量の点検方法
エンジンオイル、クラッチオイルともレベルゲージを抜いてチェックする。
エンジンオイルは、量的にはゲージの上限目盛りと下限目盛りの間にあれば問題ないと言われているが、ゲージの下限くらいまでしかない時オイル上がり、オイル下がりなどのトラブルで急激なオイル消費が発生すると大変なことになるので、常時半分以上は入ってるようにしておく。

クラッチオイルのレベルゲージは給油口の蓋と一体になっている。こちらはゲージを見ても量が分かりにくいのでゲージにオイルが付いていればそれで良しとしている。

レベルゲージ上限目盛りの潤滑油量
エンジンオイル 1.3ℓ
クラッチオイル 0.3ℓ(取説では0.25ℓだが、エンジンに付いているラベルには0.3ℓ)   

潤滑油の交換時期と使用オイルの品質
エンジンオイル交換  100時間毎
クラッチオイル交換  250時間毎
オイルフィルター交換 250時間毎

ヤンマーのGMエンジンの取説には上記のように記載されているが、実際には通常年1回くらいの交換で済ませている人が多いようだ。
しかし古いエンジンの場合は、年2回エンジンオイル交換を、そして年1回のオイルフィルターとクラッチオイル交換をした方が良いように思う。但し、ロングクルージング期間中のエンジンオイル交換は取説通り100時間ごとの交換を守る。


使用オイルはヤンマースーパーロイヤルCD15W40。4ℓ缶で3000円(仁科ヤンマー)。
注:販売店によって値段は異なる。

エンジンオイルの交換手順
1)最初に5-10分暖機運転をしてエンジンオイルを温める。
エンジンをかけてオイルを温めればオイルが軟らかくなって出やすくなるからだが、機走して帰港直後は熱くなりすぎていてオイル給油口からオイルが吹き出す心配があるので、ある程度冷えるのを待ってからやった方が良いだろう。
また、オイルを抜く際どこから抜くかは別にしてオイル給油口の黄色いキャップをある程度緩めて(注:外してしまうとエンジンが熱い時にはオイルが噴き出る心配があるので外してしまわない方が良さそうだ)、エアーを入れてやるとオイルが出やすくなる。

2)レベルゲージの穴からポンプを使って抜き取る人がほとんどだと思うが、正式なやり方はオイル受け皿を敷いてオイルパンのドレインから抜き取るのだとヤンマー代理店から聞いた。Y28はエンジンの下に十分な空間がある。

3)古いオイルの抜き取り後、オイルフィルターを交換する。
最初は専用のフィルターレンチを使ってオイルフィルターを左回りに回し、手で回る位まで緩んだら、今度は手で回して緩めながら垂れてくるオイルを適当な容器に受ける。垂れてくるオイルが止まったらオイルフィルターを外す。オイルフィルターの中にもまだたっぷりオイルが入ってるのでこぼさないように慎重に。エンジンの下部スペースに受け皿かウエスをしておくと安心だ。

4)抜き取ったオイルは透明のペットボトルに入れて出せば漁協で処分してくれる。あらかじめペットボトルに数量のレベルをマークしておけば抜き取ったオイル量が分かる。

5)フィルターの取り付け口を清掃後、新しいオイルフィルターのゴム製のOリングに新しいオイルを塗って取り付ける。Oリングにオイルを塗る理由は締め付け時に摩擦が生じないようにする為だと聞いてるが、オイルを塗ってないと外す時も緩まずに大変だとも聞く。

締める際は時計回りに最初は手で締め込み、次にフィルターレンチを使って更に3/4回転締め込む。手で締め込めるだけ締めてお終いにしてレンチは使わないという人もいるが。

4)正面の給油口から黄色いキャップを外して新しいオイルを1.3ℓ入れる。オイルはヤンマー純正の15W40が安心だ。
①新しいオイルを、目盛りの付いた給油容器で正確に測って給油するのだが、入れ過ぎを防ぐ為に、最初はまず1ℓだけ入れるようにしている。
②5分ほど時間をおいて、レベルゲージでチェックしながら残りを入れるのだが、レベルゲージの上限を越えないよう注意する。
③給油口の黄色いキャップを閉めてエンジンをかけてオイルを循環させる。エンジンをかけた状態でオイル漏れがないかどうかも確認する。
④エンジン停止して5~10分置いて、再度オイル量を確認し、足りなければ補充する。但し1.3ℓ以上入れないようにしている。
⑤最後に給油口の黄色いキャップ
をしっかり締める。

クラッチオイル交換手順
オイルはエンジンオイルと同じ物を0.3ℓ入れる。(ヤンマーの取説には0.25ℓとなっているが)
①給油口の蓋(レベルゲージと一体になっている)を外し、給油口からポンプでオイルを抜き取る。
②抜き取った時と同じ給油口から、オイルを正確に測って0.3ℓ入れる。油量の正しい確認方法はレベルゲージをいっぱいに締め込んで行う由だが、上限目盛りまで入ったかどうか分かりにくいので正確に0.3ℓ入れたらそれでよしとしている。
③油量を確認後、給油口の蓋を締め込む。
by mantenbosisan | 2019-02-24 20:30 | エンジン整備 | Trackback | Comments(0)
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