油水分離器の水抜き、エヤ抜き
1カ月に1回くらいは油水分離器で水抜きを行う。
燃料に交じっていた水、結露、給油時の雨などで長い間に燃料タンク内には必ず水が混入している。
燃料に混入した水を分離する為のものが油水分離器(ウオーターセパレーター)だが、油水分離器は油と水を分離するだけのものなので、水を取り除くのは自分でやらなければならない。位置はスタンチューブの脇の左舷側壁面。
尚、GM型エンジンの油水分離器はヤンマーの標準付属品ではない由。
容器の中にはピンク色をしたメッシュのフロートが入っている。水が混入すると水は油より重いので下に溜まり、ピンクのフロートが上に浮き上がってくるので、フロートを見て浮き上がっているようならドレンから水抜きをする。水が抜ければピンクのフロートが下がってくるという仕組みらしいが、仁科ヤンマーによると古くなるとフロートにヘドロのようなものが付着して下にへばりついたまま動かないので、なんの役にも立ってないらしいというので2007年仁科ヤンマーに確認してもらったところ、燃料が全く汚れてないしフロートはピンク色をしたままなので燃料タンクの状態は非常に良いとのことで安心した。
水抜き作業の準備
次のようなものを用意しておく
油水分離器のドレンプラグから出る燃料を受けるための透明な小さなジャム瓶位の大きさの容器
油水分離器の下に敷いておく厚地のウエス
排出した燃料を持ち帰る容器
拭き掃除をするためのウェス数枚
水抜き手順
1)燃料タンクのバルブは開けたままで良い(燃料を少量抜くだけなので)。
2)油水分離器の下に付いているドレンプラグを緩める。出が悪いからといってもプラグを取ってしまって全開放してはいけない。燃料の出が悪い時はエヤ抜きバルブを緩める。
3)燃料を少量小型の容器の中に受ける。水は燃料より重いので水が混入してれば真っ先に出て来る。必要以上に出す必要はない。
4)水が混入してるかどうかを明るい所に移動して確認する。水は米粒くらいの泡になっているはずだ。
水が混入している場合は全部出しきる必要があるが、水の混入が認められなければそれ以上燃料を出す必要はない。
5)ドレンプラグを締める。エア抜きバルブを緩めた場合は締める。以上で終了。
注)
1)大量に水が出て来た場合は燃料タンクの水抜き、油水分離器の分解掃除、燃料フィルターの交換などを行わなければならない。
2)ドレンから排出された燃料に気泡が混じってることがあるが、それは燃料がドレンから出る時に空気に触れて生じた気泡のはずで心配ない。
エヤ抜き手順
水の混入を確認する為だけなら少量の排出量で済むので、エンジンを再スタートすることでエアが自然に抜けてしまう為、通常はエア抜きの必要はない(ヤンマーディーゼル本社)が、排出量が多かった時などエヤ抜きが必要な場合は次のようにやる。
油水分離器の上端にあるエヤ抜きバルブを緩めると油水分離器の中の油面が上昇してきて燃料がこぼれ始める。気泡が出なくなったら油水分離器でのエヤ抜きは完了。
以上でエア抜きは完了するので、他の箇所はエア抜きを実施しなくてもよいが、エヤが抜けきってない場合は燃料フィルター、燃料噴射ポンプでもエア抜きを行う(ヤンマーディーゼル本社)。


