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満天☆の海-2

ミキシングエルボー

特に問題があったわけではないが、2013年に業者に整備を頼んだら他の部品と一緒に交換してしまった。
人によっていろいろ意見が違うがミキシングエルボーは3年くらいで交換という人もいるし、5年という人もいる。
業者が外したミキシングエルボーを見たけど、別に内壁が腐ってたわけでもないしカーボンが詰まってたわけでもなく、もっと使えるだろうと思ったが、KAKESU-3は9年以上交換してないからまあいいかと。

ミキシングエルボーのこわいトラブルは、滅多にあることではないが、冷却排水と排気の通り道を仕切っている内壁が腐って脱落して、エンジンを止めた時に冷却排水がエキゾーストマニホールド内に逆流することだ。

2005年と2009年のヨットBBSに載っていた報告者じゅんぷうさんの事例では、ミキシングエルボーの内管が腐食して脱落していたのに気付かずに使っていた為、その間、エンジンを停止する度に冷却水がエキゾーストマニホールドに吸い込まれて(負圧で?)、オイルギャラリーとの境界面に孔があいて、オイルが排気と一緒に吐出。また、冷却水の侵入でバルブシートも錆びついていたとのこと。

冷却水の逆流トラブルはウオーターロックでも報告されている⇒ウオーターロックは要注意
ウオーターロックの逆流防止機構が壊れても海水はミキシングエルボーを経由してエキゾーストマニホールドに侵入するので、発生するトラブルは同じだ。
バルブシートが錆びて密閉性が失われたら圧縮が保てなくなるし、燃焼室に海水が流入してピストンリングも固着してしまう⇒something-blog「ピストンリング」
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ミキシングエルボーの分解掃除の模様をアップしてあるブログ⇒ フリッカの一日イチマイ







2009年1月2日金曜日

ミキシング・エルボーの掃除

1GM10 のマニュアルによるとエルボーは250時間ごとにクリーニングするように書いてある。

これはエルボーとエンジン本体の間に挟むガスケット。ガスケットはメタル・コアの両面に銀パラ(スキーの銀パラではない)のコーティングを被せたもの。画面右が新品、左は使用済み。




外したエルボーのエンジン側取り付け口。フランジについているのは古いガスケットの銀パラ。エルボーの口から管内に厚さ5-6mmの油性カーボン(スス)が層になって付着している。エンジン稼動193時間でこの状態。





外したエルボーの出口側。層になって付着した真っ黒いススで分かりにくいが、内側の菅と外側の菅の間のスペースはまだ塞がってはいない。(写真をクリックして拡大すると分かりやすい。)








エルボーを取り外したエンジン排気口。

外したばかりなので排気口のまわりにガスケットの銀パラが付着したままだ。


排気口自体もエルボー同様、油性のススが層になって付着している。これも忘れず清掃・除去しなくてはならない。





エルボーから取り出したススの固まり。











煙突掃除屋のワイヤ・ブラシの小型版で行うべき作業だろうが、それがなかったので先ず先の平らな細身のドライバーを注意深くゆっくり押すような形で大部分のススを徐々に剥ぎ落とした。結構やりやすい作業だった。それを両方の口から行った後、ラニヤード(細紐)を両端から引っ張ってゴシゴシ、最後はタオルを両端から引っ張ってゴシゴシ。最後の点検で部分的に残ったススをまたネジ回しで軽くはがしてきれいにした。尚、紙の上、画面左の小さい山はフランジから剥ぎ落とした銀パラ。

清掃後のエンジン側取り付け口。
画面左は清掃後のエルボー、右はスペアとして購入してある新品のエルボー。









新品のエルボーがあると、エルボー清掃時の参照用としても役立つ。新品を見てその形状が分かれば、この部分はまだ力を入れてドライバーで掘り進めていいな、とか、エルボーの取水口の菅の内側のあたりは少し盛り上がっているので注意して作業しなくては、とか、参考になり、自信を持って作業をすすめることができる。万が一エルボー本体を傷つけてしまったり、腐食で空いた穴を発見したりした場合、新品の方を装着すれば良い。

清掃後の出口側。
画面右が清掃後のエルボー、左がスペアとして購入してある新品。今後もエルボーを約200時間毎(または2年毎、どちらか早い時期)に清掃してみる。尚、ガスケットは当然清掃時毎回新品との交換が必要。







by mantenbosisan | 2019-03-08 00:59 | エンジン(日常点検・定期整備項目) | Comments(0)
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