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満天☆の海-2

オーナーズチェアー試作ー3 ウッドベースでの製作方法

パイプベースのチェアーはそれなりの材料費がかかるし、見栄えの良い物ができるが、どのくらいの予算でどの程度のものを作りたいのかIさんの意向がわからないので、とりあえずは自宅にある材料を使ってできるだけお金をかけずに試作品を作り、それをたたき台にしてどこをどうしたいのか考えてもらうことにした。

本当はソレイユルボンのパルピットは特殊な形状をしているのでもう一度船に行って寸法図を描いて来たいのだが、なにしろ現地まで片道3時間、往復6時間もかかるのでそう気軽には行けない。

さんざん考え抜いて、たどり着いたのは次のような方法だ。
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写真の①と②に座面を載せる台座を固定する。台座は座面の一角を載せてビスを打てるだけの大きさがあれば良い。
パルピット③からは台座を取り付けた板を吊るして座面後部を載せる。
これで座面3点を支えることができるので、座面を載せてビス留めすれば完成だ。

このやり方なら現地に行って寸法図を作らなくても自宅で部材を用意できる。どうしても現場合わせで作らなければならない物は大きさと形状が分からない座面、パルピット③から吊るす板の長さ、それに傾斜支柱②の台座だけだ。この台座には傾斜角度に合わせて斜めに溝を彫りこみたい。

パイプ挟み込み台座の作成と取り付け
①と②に取付けるパイプ挟み込み台座はビミニトップを取り付けた時にやった方法を使える。下の写真。
https://mantenbosi.exblog.jp/7622282/
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これは38㎜のレッドシダー厚板(角材)にパイプの形状の溝を彫りパイプにはめ込んでボルトナットで固定する方法だ。ビミニトップの時はパイプの両側の厚板(角材)とも溝を彫って挟みこんだが、溝は浅めに彫って両側から挟んだ時に中央に少し隙間ができるようにしないとボルトをグイグイ締め込んで行った時に木肌が硬いステンレスのパイプに食い込んで緩みが出てしまうのだ。この溝を浅く彫ると言うのが意外と面倒だったので、試しに片側だけ溝を彫ってパイプに嵌め、もう一方から溝を彫ってない板を当ててボルトナットで締め、足をかけて乗ってテストしたが、何の問題もなかった。溝は片側だけでも良いのだ。

それで、今回は座面が載る方だけに溝を入れ、もう片方はアイアンウッドと言われる頑丈なウリンの板を彫り込みを入れずに使用した。下は垂直支柱①の写真。
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吊り下げ金具の作成と取り付け
パルピットから吊り下げる金具はパルピットのカーブの角度が分からないので数種類作って行った。ステンレスを成形するのにガンガン金鎚で叩いてたら家族からクレームが来た。自分は耳栓してたので気が付かなかったけどものすごい音を出してたようだ。
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パルピットの取り付け位置はあまりカーブのきつくないところだったので幅広の吊り下げ金具を使えた。吊り下げた板はデッキ材のウリン(アイアンウッド)で、座面を載せる台座にはレッドシダーの角材を使用。
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座面の取り付け
今回この試作品で取り付けた板(コンパネの代用品)は3か所の台座との組み合わせで、構造的にはY28 KAKESU-3オーナーズチェアーのパイプベースに相当するものだ。パルピットから吊り下げた台座は不安定なように見えるが、左右の支柱台座と一枚板で面的に結合して一体構造を形成する。
従って、これでパイプベースに相当するものが出来た段階なので、この上に改めて屋外用の板(チーク、ウリン、レッドシダーなど)を被せて完成させることを想定している。試作品なので今回はそこまでやらなかったが。


by mantenbosisan | 2019-05-27 22:19 | 艤装・装備 | Comments(0)
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