グランドパッキンの調整ーソレイユ・ルボンの場合
下の写真は帆船阿武隈さんのブログhttp://abukuma.blogspot.com/2007/05/1.htmlから拝借して注釈をつけさせていただいた。この写真では大型六角ナットとロックナットは締め合ってロックされている。



一般的なシステムはスタンチューブと一体になっているパッキン箱にパッキングランド(パッキン押さえ)を押し込んで押さえているのだが、ルボン(N.J.Y)のシステムは発想が真逆で、パッキン箱(=大型六角ナットがその役割をしている)を動かしてパッキングランド(=スタンチューブのねじ山が切ってある部分がその役割をしている)にねじ込んで締めるようになっている。
大型六角ナットの締まる方向、緩む方向が分からなくなったらスタンチューブをボルトナットのボルトと考えればよいのだ。一般的なボルト・ナットの回し方と何も変わらない。船尾方向に向かって右回りに回して行ったらネジ山が切ってあるスタンチューブに入って行き、グランドパッキンが圧縮されて行く。左回りに回せば船首方向に向かって緩んで行く。ロックナットも同じで右回りで船尾方向に動き、左回りで船首側に動く。従って、船首側にある大型六角ナットと互い締めしてロックする場合は左回しし、ロックを解除する場合は大型六角ナットを固定しておいて右回しする。
以上をまとめると、
グランドパッキンの圧縮を調整するには、まず締め合っているこの二つのナットを緩めて離す必要があるので、大型六角ナットを押さえておきながらロックナットを右回しする。そうすれば噛み合っている二つのナットが離れてロックが解除される。
それから、大型六角ナットを右回りに回せばグランドパッキンを更に圧縮する方向に締め込むことができるので、ちょうど良いところで動かないように押さえたまま、ロックナットを左回りに回して二つのナット同士を締め合わせて固定する(ロックする)。圧縮を緩める場合はその逆。

