燃料フィルターと噴射ポンプのエアー抜き
燃料系統にエアーが混入したらエンストを起こす恐れがあるのでエアー抜きをしなければならない。
燃料系統にエアーが混入するのは燃料フィルター交換時だが、その他に、油水分離器の水抜き時や荒天時の機走でもエアーが混入することがある。荒天時は燃料タンクが揺すられるからで、エアーの吸い込みを防ぐには燃料タンクを満タンにしておくと良い。
レンチサイズ10,12
燃料タンクのコックを開ける燃料フィルターの交換後のエヤ抜きの時は燃料タンクのコックが閉まってるので開ける。
燃料フィルターのエアー抜きをする
1)燃料フィルター上部の六角プラグ(二つあるがどちらでもよい)を緩める。=レンチ径12
2)燃料フィードポンプ(燃料供給ポンプ)のプライミングレバーをしっかり下に押し下げてポンピングする。
レバーの遊び幅は大きいので、レバーを押し下げた最後の段階でしかポンピング効果は出ない。従ってしっかりと下まで押し下げてポンピングすること。なかなか燃料が出て来ないが50回くらいポンピングしていると燃料が出てくる。尚、KAKESU-3は船外機のプライミングポンプを後付けしたので、レバーの代わりにこのポンプを使えば簡単に燃料が出てくる。
3)こぼれてきた燃料にエアーが混入してれば気泡が混じってる。気泡が消えて燃料だけになったらポンピングを止めて燃料フィルター上部のプラグを閉める。
引き続き、燃料噴射ポンプのエアー抜きをする1)燃料噴射ポンプの正面にあるエアー抜き用の六角プラグを緩める。レンチ径10
2)プライミングレバーをしっかり下まで押し下げてポンピングする。噴射ポンプは10回くらいで燃料が出始める。
3)気泡が出なくなったらプラグを締める。
4)エヤ抜きが終ったら、燃料を各部に行き渡らせるために、最後にもういちどプライミングレバーを5回ほどポンピングする。
通常は以上でエヤ抜きは完了するはずだ。
5)エヤ抜き後1時間ほど試運転する。エヤ抜きが不完全だとエンジンが始動しないか、エンジンの回転が不安定になる。エヤ抜きが不完全であっても通常はエンジンを回しているうちにエヤが抜けてくれるはずだが、ダメな場合は燃料フィルターと燃料噴射ポンプのエヤ抜きをやり直す。それでもダメなら燃料噴射弁のエヤ抜きを行う。
注意点
1)各プラグは柔らかいのでくれぐれも締めすぎに注意すること。簡単にねじ切ってしまう。ねじ切ってしまうと部品が届くまでエンジンを掛けられなくなる。また、時々緩んでいないかチェックして緩んでいたら慎重に増し締めする。燃料フィードポンプ(供給ポンプ)の燃料入り口と出口のプラグも同様に時々チェックすること。
2)燃料フィルターのエアー抜きの際、緩めたエア抜きプラグの隙間から燃料が飛び散るのはプラグを緩めすぎなので、もう少し締めてポンピングする。あるいはプラグを全部外してポンピングすれば飛び散ることはない。
3)燃料フィルター交換時、フィルターケースの中に燃料を満たして取り付けないとプライミングレバーでは力が弱いのでいくらポンピングしても燃料が上って来ないので注意。そんなこともあってKAKESU-3は燃料供給ポンプに来る燃料ホースの途中に船外機用のプライミングポンプを後付けで設置した。下の写真。尚、このプライミングポンプはホースとのセットで買うと非常に高いので、ホース抜きで小型のラグビーボウルのようなポンプ部分だけを買う事。

ありがとうございます。でも、それだけポンコツヨットだったということで、ありとあらゆるトラブルを経験しました。必要に迫られてのことです。

