07年10月4-9日 バウFRP積層補修とゲルコート塗布
1ヶ月ぶりのヨットだ。
10月5日(金)朝、曇っていたが日中は晴。
11時からバウの補修作業開始。
1)補修箇所の周囲に古いテープ跡が残り、傷のようになっていたので、No.320でサンディングしてみた。傷ではないことを確認。
2)補修箇所を中心にNo.60でサンディング。No.60と120を交互に使う。最初は優しくやっていたが、はかどらないので思いっ切りよくガリガリやる。
3)部分的に白のゲルコート層が残り地図のようなまだら模様になる。
4)めげずに根気よく続ける。電気サンダーを使えれば作業は速いだろうが電気がない。
5)バウの先端の鋭角にカーブしているところなので厚くパテが入っているようだ。なかなかFRPが出てこない。
6)パテは残ったが、とりあえず白いゲルコート層は削り取ったので終了。

竹内化成に問い合わせ(本社の深井さん)
1)パテは取りきらなくてもよい
2)補修個所の周りのゲルコート層にもFRPを被せなければならないので、サンディングして表面を荒らしておく。そうすればゲルコートにもFRPは接着する。
3)マット一枚目は補修部分より少し大きめにカバーする。2枚目は1枚目よりやや大きく、3枚目はそれよりも一回り大きく、というように少しづつ大きくカットして貼り付ける。
4)硬化を待ってサンディングし、パテで整形し、ゲルコートで仕上げる。
10月6日(土) 晴 今日は休んで一日daydream
10月7日(日) 晴
1)補修個所の周りのゲルコートをNo.240でサンディングして荒らす。
2)マスキング。ビニールカバーと一体になったマスキングテープが思いのほか便利だった。
3)ガラスマットの準備。マットをマニュアル通り手でちぎって形を作ろうとしたのだがうまく行かず。引っ張ると繊維が出て伸びるので形を作れない。大きすぎたり、小さくなりすぎたり、何枚も無駄にしてしまう。千切れたガラス繊維も飛び散る。本当にガラス繊維は始末が悪いが、何とか3枚作る。
4)樹脂の準備。樹脂50gに硬化剤0.5cc混入して攪拌。(後で分かったことだが硬化剤が多すぎたようだ)
5)補修個所とその周りに樹脂を刷毛で塗る。(後で竹内化成から専用のローラーで塗らなきゃダメと言われたが)
6)ダンボールの上で1枚目のマットに樹脂を塗って貼り付ける。
7)樹脂と硬化剤を攪拌する時に使った攪拌用の平棒で脱泡。(これも後で竹内化成から専用の脱泡ローラーを使うように言われた)
8)2枚目を同様に貼り付けて脱泡
9)3枚目にとりかかろうとしたらカップの中で樹脂が固まりかけていた。急いでマットに塗ったが、固まりかけていたのでうまく伸びず。
10)最後の脱泡だけは黒い脱泡専用ローラー(実は持っていたのだ)を使ってやったらマットに引っかかって剥がしてしまう。それでもめげずに押さえつけながらゴシゴシやってたらマットがどんどん剥がれてしまった。固まりかけていた樹脂のせいだろう。(後で竹内化成からもそう言われた)
11)潔く失敗を認めて、貼り付けたマットを全部剥いでしまう。
12)補修箇所に残った樹脂をアセトンで拭き取ってきれいにする。使った道具類もアセトンで洗う。もう放り出したい処だがなんとかガマン。(それでもにっくき脱泡ローラーだけは放り投げた)
あーあ、で作業中止。
昼食。昼食を作るのも面倒なので朝残したホットケーキとコーヒー。
午後、気を取り直して再挑戦。気温は25度くらいあったと思う。
1)マット準備。今度は手で千切らずはさみを使う。補修個所に合わせてカット。カットしたマットを大きなマットに乗せて2枚目、3枚目を切り抜く。はさみを使うと作業は速い。
2)樹脂50gを計量カップに入れて計り、今度は硬化剤を6滴垂らして攪拌。(分量的にはこれでよかったようだ)
3)補修個所と周囲に樹脂を塗布。
4)一枚ごとに脱泡しながら3枚マットを貼る。
5)今度は脱泡ローラーを使わずに3枚とも攪拌棒で脱泡したが、どうも脱泡がうまくできなかったような気がする。(脱泡に使用した物がいけなかった)
休憩。
といっても手間のかかる休憩だ。
ガラス繊維などが付着した作業着、帽子、作業メガネ、防塵マスクをまず取らなければならない。
周囲を汚さないように注意しながら脱いで、そっとビニール袋にいれ、
キャビンに入って手と顔を洗って、うがいをして…
それからコーヒーをいれて…
コーヒー1杯飲むのも一人だと時間がかかる。
脱泡がうまく出来なかったし、もうやめようかな…
と思ったが16時ごろには硬化したので、また気を取り直して続きをやることにした。
汚れた作業着をまた着るのも気が重いけど…
1)マスキングを外す。
2)飛び出しているマット繊維をハサミで切り取る。
3)サンディング。No.60、120。マットの境目はNo.180、240を使う。
4)粉だらけになって暗くなりかけた頃サンディング終了。マットの境目が無くなり周囲と滑らかに一体化。
5)後片付け。これがまた大仕事だ。

10月8日(月)今日は雨の予報。
補修箇所に雨避けのシートをかぶせる。
寒冷前線が北から下がってきて東海地方は大荒れの予報だ。朝6時頃から小雨が降り始めたが、午後にはあがる。
10月9日(火) 一雨が降りそうな空模様だが、天気予報では曇りの予報。
昨日の雨で濡れたデッキは朝には完全に乾いていた。
手順としては次はパテ入れで、パテは30分程で硬化するはずなので、仮に雨が降るとしても降り始めるまでには硬化するだろう。
作業を始めることにして以前使ったパテ缶を取り出してみたらパテが固まっていた。2缶あったのに、2缶ともダメだ。(竹内化成に聞いたら締め切って高温になるようなところに置いておけば半年ももたないだろうと言われた)
ついてない!
ここで止めとけばよかったのだが、どうせダメもとだし、ある程度FRPの面出しは出来ているし…と、自分を鼓舞しながら…パテ抜きでいきなりゲル塗装を始めることにした。
1)塗装面をアセトンで拭く。
2)ゲルコートの準備。ゲルコートを計量カップで20g測りパラフィン1ccを混入。更に硬化剤を4-5滴いれて攪拌。硬化剤4-5滴が何ccになるかわからないが、竹内化成からはゲル20gに対し3滴と聞いていた。今日は気温が低いので(20℃or lessかな?)やや大目。
3)ゲルコートを塗る。樹脂に使った刷毛をアセトンで洗っておいたので、その刷毛を使ったのだが、刷毛が固くて筋が付いてきれいな面が出ず。(竹内化成に聞いたら刷毛目がつくのはしかたないらしい。その為に厚塗りして後でサンディングするのだそうだ)
4)わずか20gだがだいぶ余ったので、古いパテ補修箇所に塗ってみた。みっともなく色の違いが目立っていたところだ。硬化剤混入済みの為サンディングする時間もないのでいきなり塗りつける。どうなるか物は試しだ。その近くに表面が欠けていた部分も見つかったので、欠け部分が埋まるかどうか塗ってみた。ダメで元々と思うと気が楽だ。どちらにしても今以上に悪くはならないだろう。
5)片付けをして終了。
後は硬化を待ってペーパー掛けと思っていたら、昼前から雨になる。
樹脂塗布では脱泡がうまく行かず、パテは固まっていて使えず、ゲルコートを塗ったら雨。徹底的にトホホの展開だ。
でもまあ、こういうことになったらどうなるのかの「お勉強」だと思えば、また結果も楽しめるというものだ。
強度が安全性に影響する部分じゃないから…と自分を慰めながら雨避けにシートをかぶせる。
午後雨が止んだが気温は上がらず。
雨避けのシートカバーを外して17時下船。

