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満天☆の海-2

沖止め係留バースの構成と出入り

初めて知ったのだが、沖止めという言葉は航空機にも使うのだそうだ。デジタル大辞泉には「空港の搭乗口、港の岸壁から離れた所に航空機や船舶を停泊させること。搭乗・上陸にはバスや小型船を使う。」と書いてある。海では沖止めのことを沖掛かりとも言うが、航空機では沖掛かりとは言わないようだ。

バースの構成
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バースは海底ケーブルからワイヤーで取っている4つのブイで構成されている。上図参照。この4つのブイから1本づつ係留ロープをとっているのが基本形だ。

クルーのいるヨットはそれで十分で、風上側のバウ、スターンに一人づつクルーを配置してボートフックで係留ロープを拾いあげてクリートに掛けているが、クルーの乗ってないシングルハンド艇はそれなりの工夫をしなければ一人で入出バースできない。

まずは、4つの係留ロープを水に浮くロープ(ガイドロープ)でつなぐ。勿論バースへの出入り口は開けておく。バースにヨットを入れて海面に浮いている係留ロープかガイドロープのどこかを拾い上げる事が出来れば、手繰って行って係留ロープを拾いあげることが出来るという仕組みだ。係留ロープ(16㎜)に豆フロートを付けておく。

尚、バウ側のブイからは左舷右舷とも通常の係留ロープ(5mのロープを長さを調整して使っている)の他に長めの係留ロープ(7m)も取っているが、長い方は出バースの時に使うためのものでガイドロープにはつながってない(使い方は後述)。

出バース手順
①不要なフェンダーは収納。
②ボートフックをすぐ取れるようにしておく。
③安全確認:
ガイドロープがフェンダーに絡んでなく、フリーになっているか
周辺にロープ、流木、ビニール等が流れてないか
ペラに藻やロープなどが絡んでないかペラチェッカーでチェック。
④バウの短い方の係留ロープをレッコし、長い係留ロープを簡単に外せるように片側だけクリートにかけておく。風が明らかに左舷又は右舷から吹いているなら、風上側の長い係留ロープだけを残す。
次にスターン係留ロープを引っ張ってスターンをブイの外に出しジブシートウインチ、場合によりドッグハウス上のメイン、ハリヤードウインチにかける。下図。目的はペラをできる限りブイから外に出して、ペラが係留ラインを巻き込むのを防ぐことにある。

沖止め係留バースの構成と出入り_b0114415_22133672.jpg
⑤艇の後方の安全を確認し、クラッチのノブを押しこんでクラッチを後進に入れる。
⑥後進し始めたら(必ず後進していることを目と耳で確認のこと。クラッチが抜けていることがある)バウの係留ロープとスターンの係留ロープをレッコ。
注:バウの係留ロープをコクピットから外せるように、長いロープをコクピットまでリードしておけばわざわざバウまで行く必要はない。
万一何かに引っ掛かってるような動きを感じたら直ちにクラッチをニュートラルにしてガイドロープを拾い艇が流されるのを防ぐ。不測の事態に備えボートフックはすぐに取れる位置に置いておくこと。
⑧後方の安全を確認しながらバースを出て、広い海面でフェンダーを上げる。


入バース手順
①港内に戻ってきたらフェンダーを下げる。フックを外せばすぐに下がるようにしておく。
沖止め係留バースの構成と出入り_b0114415_19104619.jpg

②ボートフックを用意。
③バースに近づく前に一旦ニュートラルに入れてギアを確認。
④スローでバースに近づきながら風を読んで手順を決める。バースに入ったらちょうど止まるくらいのスピードに調整してニュートラルでバースに入る。バースに艇体が半分入ったらそれ以降は絶対エンジンは使用しない。風に流されて失敗しそうだったらバウがバースに入る前に後進で逃げてやり直す。
⑤艇体がバースに入ったら風上側の係留ロープを素早く拾う。風がバウ方向から吹いている時はバウから先、スターン方向ならスターンが先。1箇所係留ロープをかけたらボートフックを使わなくてもガイドロープを手繰って行けば次の係留ロープを拾いあげる事が出来るが、ガイドロープを手繰って行くときにフェンダーに引っ掛かりやすいので注意すること。
風上のバウ、スターンが終わったら8-9割がた係留作業は終わったも同じで、風下側はゆっくりやれば良い。

バウは左右とも係留ロープが2本ついているが、ガイドロープにつながっている短い方の係留ロープをかける。長い方は係留作業が終わってから後でゆっくり引き上げる。また、ガイドロープも海面から引き上げてライフラインにかけておく。
係留が終わったらエンジンをカットするが、高速で運転しなかった時はいったん高回転でまわしてからエンジンを止める。



by mantenbosisan | 2011-10-10 00:20 | 乗船~入出港 | Trackback | Comments(0)
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