満天☆の海-2

カテゴリ:航海情報伊豆七島( 14 )

財団図書館の港湾案内 伊豆七島

日本財団図書館(電子図書館) プレジャーボート・小型船用 港湾案内 南方諸島(伊豆諸島・小笠原諸島)
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by mantenbosisan | 2013-05-12 16:10 | 航海情報伊豆七島

2012夏 式根島に行ってきた―4.航海計画と海流情報

海流は沿岸域流況図、海水の動き、急潮情報でチェックしているがそれぞれ相反するようなデータを示していることがあるので、どのデータに基づいて航海計画を立てたらよいのかわからないが、もっとも悪い情報をベースに考えるようにしている。

式根島に行く前日(9月10日)までに得ていた黒潮の流れのデータは沿岸域流況図(8月31日―9月6日分)で新島を越えて利島付近まで北上していた。石廊崎―大島から式根島の海域は相当東に持って行かれそうな強い流れを示しており、大島に行くには良いが戻って来れないだろうと思われた。
ところが9月13日に発表された9月7日―9月13日の黒潮は式根島の南に下がっており、石廊崎―式根島の海域の海流も少し弱まっていた。

実際9月11日にこの海域を走ってみたらそれほど強い東流はなかった。
0720時から1200時にかけて石廊崎から式根島の海域を走ったのだが、最初の半分は東に振られたり、西に流されたりしたが減速させられるような強い向かい潮はなかった。これは「海水の動き」のデータと一致。航程の後半は明らかに減速させられ且つ東に振られた。これは「海水の動き」とも「沿岸域流況図」ともほぼ合致。

9月13日早朝から9時過ぎの時間帯における式根島と地内島/式根島の間の海域の流れは、「海水の動き」では西流が発生したようになっているが、沿岸域流況図は9月7日から13日まで一貫して強い東流が発生していたことを示している。実際はこの時間帯は下げ潮と海流が一緒になって強い東流が起こっていた。岸壁から見ても川のように見えたし、ヨットを出した時も微速前進で止まっておれず東に流された。

そして同日9時過ぎから15時までの地内島の西海域から下田までの海域は「海水の動き」も「沿岸域流況図」も北東の流れを示しており、これは実際にこの時間帯に航海して感じた流れと一致する。地内島から離れてからはエンジンを止めてクローズホールドで下田まで6kn以上のスピードで快走した。

9月14日以降黒潮はまた利島付近まで北上しており海洋速報黒潮強流情報を見ると3knの北東流が発生していたことを示しているが、3時間ごとに発表される海水の動きとは一致していない。

今回式根島まで行ったので神津島も三宅島も目の前だったが自重した。式根島の後大島波浮も考えられたが、これも14日以降の黒潮の動きを見たら行かなくて正解だったと思う。


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by mantenbosisan | 2012-09-14 23:52 | 航海情報伊豆七島

2012夏 式根島に行ってきた―3.吹の江海からのアプローチ

写真は2012夏 式根島に行ってきた―2にアップロード

吹の江入口 34° 20.202'N139° 12.509E
進行方向向かって左、北側と向かって右、南側に入口が開いているが、左、すなわち長堀側の入り口は泊海水浴場で吹の江は右側の犬の首側だ。
b0114415_22323326.png下の写真正面(北)に見える利島(三角)の手前が地内島(雲がかかっている)だ。地内島を背にして入口左の洗岩を避けながら入る。
写真では入口の右に見えている。

洗岩を過ぎて中にまっすぐ入ると正面にコンクリート製のビットが2個、岩にロープをかけて輪をつくったのが1個、計3個ある。洗岩を左に回り込んだ崖にもビットがある。

この手前左のビットと正面のビットを結ぶ線から右は比較的水深がありそうだ。左は広いがすぐに浅くなる。正面右手にも岩にロープがかかっている。

海底は岩と砂。端に寄り過ぎると海底の岩に乗り揚げる。透明度が高く海底が見えるのでさざ波が立ってない限りどこが深くてどこが危険かおおよそ判別できるが、かなり怖いと思う。

吹の江は夢の泊地として有名だが、なにもわざわざこんな険礁の中に入り込んで錨泊しなくてもいいんじゃないかといいうのがここを見た感想だ。周囲を険悪な岩に取り囲まれた狭い入り江で北から西がまったく無防備なので吹かれたらひとたまりもないだろう。
それでも夢を実現させるのなら、絶対に荒れないと確信できる穏やかな夏の昼間に短時間訪れたら良いと思った。


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↑上の写真は吹の江全体写真:干潮約1時間後
↓下の写真は入って右海面(正面ビットの方から入口を撮る):干潮約1時間後
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↓下の写真は入って左海面(全体写真の岩と照合して見ると位置関係がつかめる):干潮約1時間後でかなり浅くなっている。午後4時ほぼ満潮時にもう一度来てスノーケリングしたがその時は1m位水深が上昇していた。写真には写ってないが右手に小さな砂浜がある。
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by mantenbosisan | 2012-09-14 23:51 | 航海情報伊豆七島

2012夏 式根島に行ってきた―2.吹の江で遊ぶ

吹の江への陸からのアプローチ
吹の江には今回初めて陸上から行ったのだが、藪を抜け崖下にいきなり見えた吹の江は息をのむ美しさだった。午前中行った時にはカヤックが2艇来ていた。
あまりにも水がきれいなので午後スノーケリングするためにもう一度行った。若者二人がすでにスノーケリングしていた。

陸から吹の江に行くまともな道はないが藪の中を通るけもの道のようなルートは開いている。ルートは二つあるがどちらも入口に標識も何もないので大変わかりづらい。二つのルートは途中で合流しないし、到着地点は異なる場所だ。

野伏漁港の東海汽船建物脇から行き泊海水浴場前を通り過ぎると左から坂の上の商店街から来る道路とぶつかる。その三叉路を大浦やヘリポートの方に右折するとすぐに道路右手にコンクリートの4-5段の階段がある。なんの標識もないがこれが吹の江に行くために作った階段なのだそうだ。階段を上がると藪の中に踏み固めて出来た細いけもの道がある。人間が一人やっと通れるくらいの道を蜘蛛の巣を払いながら進む。進んで行くとヘリポートにつながる枝道が左に出ているがそっちには行かずにまっすぐ道なりに進む。いったいどこにたどり着くのか不安になるころ視界が開けて吹の江の崖の上に出る。後は下に下りて木製の梯子を下りれば吹の江唯一の小さな砂浜に出る。ここは吹の江の南側奥だ。入口から約10分弱。

もう一つのルートはクリーンセンターの奥からだ。クリーンセンターの建物の裏手に回ると少し離れて空き地がありそのほぼ正面奥の藪に踏み固めて出来たけもの道がある。おそらくこのルートは犬の首に行くためのルートだろうと思うが吹の江の西側の崖の上にも行ける。そこから崖を這い下りれば(ちょっと危険)正面の係留ビットのある岩場に行ける。このルートを使う場合は午後4時過ぎにクリーンセンターの門が閉まってしまうので要注意だ。ここの到着地点から上のルートの到着地点の砂浜へは歩いて行けない。他のビットのある岩場へも行けない。吹の江はそれぞれの場所が孤立しているので泳いでいくかボートで行くしかない。

どちらのルートを使う場合も通行は日中だけにした方が良い。日が落ちると暗く危険だ。
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by mantenbosisan | 2012-09-14 23:50 | 航海情報伊豆七島

2012夏 式根島に行ってきた

9月11日 安良里―式根島 安良里0340時出港、式根島1200時到着。
黒潮が上がってきているとの急潮情報があったので警戒しながら南下。強い海流には遭わなかったが20°くらい東に振られた(=目的地方位を最初から20°西に設定して航行した。) 
9月12日 式根島滞在 吹の江に遊ぶ。
9月13日 式根島―下田 式根島の前の海域に約3knの急潮。西に向かってたのに東に流された。島を離れてからはエンジンを止めて快走。なんどもすごい潮目に遭遇。式根島―下田間では20°くらい東に振られた。
9月14日 下田―安良里 五根手前ですごい潮目に遭遇。急流、大嵐に突っ込んだよう。2.2-2.5knしかスピード出ず。その後も石廊崎まで強い向かい潮。
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by mantenbosisan | 2012-09-14 23:47 | 航海情報伊豆七島

クルージングマップ安良里ー伊豆七島

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by mantenbosisan | 2010-06-01 16:08 | 航海情報伊豆七島

伊豆七島への航海計画

目安として波は2.5m以下、風は10m以下の日を選びたい。気象庁の天気予報で伊豆諸島北部はやや強い風(風速10から15m)という日が多いのでなかなか難しいのだが。

風向によって寄港地を決定する。
新島港は強風が予想される時はやめたほうがよい。特に南東から南西の風と波に弱い。
若郷漁港は北に弱い。
式根島野伏港は北だけでなく南西の風にも弱い。
多幸湾三浦漁港、三宅島阿古港はどの風向でも安心して停泊できるらしい。
強風で海が荒れているような時に目的地の港が入港時に風下になる時は目的地を変更する。港内に入ってしまえば安全でも港口には悪い波が立つ。(代替港のリストアップ)

安良里から多幸湾まで50milesあり運良く平均5ktで走れても10時間かかり、海・潮流などの関係で4ktくらいしか出ないとなると13時間になる。
クルージングの基本はお昼までに入港するように計画することだ。往航はシングルハンドなので無理せずに妻良(or下田)ー神津島、または妻良(or下田)ー新島(or式根島)ー神津島を計画した方が無難だ。安良里への帰航は到着が午後遅くなっても良いわけだから直行しても良いと思う。体力だけの問題だ。

岸壁が高いので干潮時間、特に大潮の干潮時間の入港は出来る限りさけること。そのためには勝手の良くわかっている港を深夜出て多幸湾に早朝入港する事も検討したい。

係留ロープは十分な長さの常用係留ロープの他に20mから30mのロープを予備として2本以上すぐ使える状態にしておくこと。

十分な数のフェンダーを持参すること。
漁港岸壁への着岸、漁船、大型プレジャーボートへの横抱きには大型のしっかりした俵型フェンダーを使う。うっかり小型エアーフェンダーを使うと岸壁横着けや漁船に横抱き等の際押しつぶされて危険。
スタンションもそうだがバウパルピットは外側にかなりせり出ている。そのことを念頭に入れて岸壁とハルの距離を開けておかないと海面が下がった時にぶつけてしまう。
大型漁船への横抱きにも注意を要する。漁船のハルは上に行くに従って外に反っているのでスタンションの上に覆いかぶさり、押しつぶされそうになったことがある。(式根島で)

岸壁を登るための梯子は必携品だ。フェンダー保護板も持参したい。

槍着けをする為のアンカリング準備をあらかじめしておくこと(到着後あわてないために)。干潮時にはシングルハンドは高い岸壁を何度も上ったり下りたりしないで済むので槍着けの方が楽かも知れない。
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by mantenbosisan | 2009-09-24 22:55 | 航海情報伊豆七島

式根島野伏漁港ー2 テトラに係留したヨット

2009年8月23日
野伏漁港の岸壁で新島の写真を撮っていたら一隻のヨットがこちらに向かって走って来るのが見えた。ソレイユルボンのシングルハンドだった。↓

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by mantenbosisan | 2009-08-23 21:00 | 航海情報伊豆七島

式根島野伏漁港-1

2012年9月一部追加訂正

港湾案内(H8)
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式根島は伊豆諸島唯一平らな島で島の向こうにぽっこり見えているのは神津島。
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b0114415_23271368.jpg野伏(のぶし)漁港へのアプローチ
野伏漁港は式根島北端の長堀鼻(チョウホリノハナ)から南東方向に約500m辺りにあるフェリー埠頭(赤灯台がある)が目印。

式根島周辺の海流、潮流情報等アプローチ上の注意は新島新島港を参照。







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にいじま漁業協同組合式根島事業所 ℡ 04992-7-0006

港の特徴ー2012年9月追記
野伏漁港入り口は狭いので外海が荒れてる時は波に持っていかれる心配があるので入出港は避けた方が良いと思う。
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港は北から東が開いているので北~東風をまともに受けるので注意。波は入ってこないが風が無くてもうねりは常時入るので相当揺れる。

南の風にも弱い。今回入港時も外海は風が弱かったのだが港内はビルの谷間のように港の奥(南)から港口(北)に向かって風が吹き抜けていた。これが結構腰が強く油断していたら圧流されてエアーフェンダーが押しつぶされた。シングルハンドの離着岸時は注意が必要。

外来艇の係留ー2012年9月追記
1)岸壁係留
野伏漁港では外来艇の係留は出来ないと言う人が多いが、給油施設前の岸壁(係留禁止と書いてある)と連絡船「にしき」の係留場所(係留禁止と書いてある)の間に横着け係留して良いと漁協の人は言っていた。ここにヨットが2艇ほど横着け係留できる。菊水旅館に宿泊するとこの場所を指定されるようだ。
注)追記⇒2012年9月ここに係留して船内泊した。風はさほどなくても、この場所には外海からのうねりが直接入ってくるので外海にアンカリングしているのと同じ状態で四六時中相当揺れる。また、岸壁に押し付けられるのでフェンダーは相当痛む。また岸壁は平らではなく穴が空いてるのでフェンダーが穴に入り込まないように工夫する必要がある。連絡船にしきは夜間になるとわざわざケッジアンカーで岸壁から離して泊めていたので漁協に聞いてみて許可が出れば同じようにした方が良いのではないかと思う。また、海底にワイヤーは張ってないように見えたがアンカーを入れる前にこの点も確認した方が良い。揚がらなくなったら大変だ。
2)新島港にヨットを置いて連絡船で来て遊ぶ。
式根島は新島村の一部で、連絡船は村人の足船になっているため料金も安い。新島港は無料のプレジャーボート専用岸壁があるのでこの方法が良さそうだが、新島港も風波に弱くあまり安全な港ではなく評判はいまいちだ。
3)漁船に横抱き
民宿わたなべに宿泊予約すれば港の奥に泊めている所有漁船に横抱きさせてもらえる。下の二枚の写真は2009年8月23日入港時のKAKESUー3。
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2009年8月23日神津島から到着時11:30のこの位置の水深は2.5mだった。潮高は50cmだったので基本水準面(海面がこれ以上下がることは無い)は約2mということだ。干潮は12時43分、潮高が39cmなので水深は約2m39cmになる。あまり安心な数字じゃないような気がするが地元の漁師が経験上大丈夫だというのだから大丈夫なのだろう。
4)テトラへの係留は止めた方が良い。
下の写真(2009年8月23日):写真左端が菊水旅館。係留中のヨットは沼津から来たNorthern Lights。連絡船にしきとの間にもう一隻係留できそうだ。港の奥に見えるヨットはこれからテトラに槍着け係留しようとしているルボン。
その時の様子を書いた「式根島野伏漁港ー2 テトラに係留」にご本人からコメントがありテトラへの係留は漁協公認だと書いてあるが、私が地元漁師に聞いたところによると「テトラに係留されるのは迷惑だ。何かあったらこちらが迷惑を被る」と問題視していた。地元の漁師にもいろんな意見があるということだ。
この港はビルの谷間のような地形なので風は外海の風向に関係なく港口から港の奥に吹き抜けるか、又は港の奥から港口に向かって吹き抜けるかだ。後者の場合はテトラに向かって追い風になるのでアンカーが抜けるとテトラに打ち付けられることになる。
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水・トイレ はフェリー待合所。
温泉 は村営「憩いの家」。
燃料 は漁協の他に中学校のそばに海福04992-7-0032。
 は漁協。担当者によって砕いた氷の値段を300円と言われたり600円と言われたり、いいかげん。塊の氷は1800円とか言ってた。
買い出し は港から坂を上った所に商店。式根島港の方にスーパー。
漁師宿 野伏漁港から近い順に
菊水旅館 04992-7-0018 漁港に隣接 http://www3.ocn.ne.jp/~kikusui/index.html
式根館 04992-7-0007  坂の上
民宿わたなべ 04992-7-0515 車で迎えに来てくれるが散歩圏内の距離。温泉「憩いの家」には近い。
インターネット 式根島開発総合センター℡04992-7-0404 パソコン1台あり午前9時から午後5時まで無料で利用可。無線LANも取れる。場所は下の地図参照。役場そば。新島村の式根島情報頁に紹介あり⇒http://www.niijima.com/sh/index.html
その他今日の式根島http://shikinejima.blog.drecom.jp/monthly/200505/の2005年5月などに参考写真多数あり)
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by mantenbosisan | 2009-08-23 20:00 | 航海情報伊豆七島

神津島多幸湾三浦漁港

神津島(海図51、水路参考図H-111)
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神津島のほほ中央には最高峰の天上山(574m)がある。天上山は休火山で頂上に噴火口がある。
島の周囲は険しい崖又は岩石の海岸が多い。
港は島の西側に神津島港があり、東側に多幸湾・三浦漁港(第4種)ある。
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神津島村は上左の写真の通り島の西側に集落が集中しており神津島港を中心に開けている島だ。神津島港には内港と外港(上左の写真の上が内港下が外港)があり内港は漁船がぎっしりでヨットが寄港しても泊める様なスペースは無い。怒鳴られたくなければ入っていかない方がいい。仮に入れてもらえたとしても内港の海底にはワイヤー、ロープが張り巡らされているのでアンカーを落として槍着けしたらまずアンカーを失うことになるだろう。

漁師に聞いたら三浦漁港に行くか、または外港なら泊めても良いと言われたが、外港は写真の通り港口が大きく西に開いているので、波がまともに入ってくるし、南から西の風をまともに受ける。

また、岸壁が恐ろく高かった。なんとか係留出来たとしても果たして岸壁によじ登れるだろうかという気がした。だいたいどうやって梯子を架けたらよいのか。

南西の強風が吹いたりすれば強風の中を島の北をぐるっと回って東側の多幸湾三浦漁港に避難しろということになるらしいので、外港の中防波堤の内側に泊めさせてもらえない場合は最初から多幸湾三浦漁港に行った方がいい。
注:神津島ー恩馳島の間は潮流が速いので通らない方が賢明。

多幸湾・三浦漁港の周辺には多幸湾公園キャンプ場と東海汽船待合所くらいしかなく民家や商店は一軒もないが、バスで神津島港側に行くことが出来る。約20分。



多幸湾へのアプローチ
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北方からアプローチする場合は祇苗島を目指す
新島、式根島の海峡を抜けて多幸湾三浦漁港に向かう時はまず祇苗島(タダナエジマと読む)を狙う。祇苗島は海峡からもよく見える。<注:海が荒れていたり、西流が強い場合は海峡ではなく式根島の西岸を大きく回りこんで行くこと。
祇苗島は砂糖崎(サヌカザキと読む。やや平頂で、埼頂の高さ198m)の東方約1.3kmに浮かんでる二つの小島で別名へび島とも言う。二つのうち北島はこの地方で地名島といって洞穴がある。両島ともに周囲は岩壁で、雑木が茂る。
祇苗島と砂糠崎の間(根がいくつかある)を抜けるかまたは祇苗島の東側を大まわりして多幸湾に入る。
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東方からアプローチする場合は天上山の白く輝く大崩落を目指す
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多幸湾の北側の海には天上山から白い断崖絶壁が落ち込んでおり、東方からアプローチする場合はこの急峻な白い崖が遠くからでもよく見えるので良い目標になる。

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上の写真:右端が砂糠崎。崖の中腹に見える黒い影のような帯が黒曜石の地層。その左に天上山の大崩落、写真中央が多幸湾三浦漁港、中央やや左の白く光っている壁が大防波堤でその左が松山鼻。

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上の写真:砂糠崎と天上山大崩落ーこれを見に神津島に来たのだ

多幸湾三浦漁港入港
神津島漁業協同組合℡04992- 8-0007
港湾管理者は東京都大島支庁神津島港湾空港管理事務所TEL:04992-8-0007

港にアプローチする際の目標は今年完成した巨大な外防波堤だ。これは南側の陸上から湾の中ほどに向かってフェリー埠頭が隠れるところまで延びて波の進入を防いでいる。
多幸湾に入ったら海水浴場の砂浜に向かって進入し、この防波堤の北端をかわしたところで左に回りこんで入港する。
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全体写真(合成パノラマ) 2009年8月22日05:31↓
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外港から内港までの拡大写真2009年8月22日06:07↓
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内港
内港正面岸壁(写真右側)から南岸壁(写真では上)の拡大写真2009年8月22日↓05:31
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底質は砂。
しっかり防波堤に保護され波も入ってこないし強風でも安心して停泊できる。
岸壁が高いので梯子持参は不可欠。
係留作業が大変なのでシングルハンダーは干潮時を避けて出来るだけ潮高が高い時を狙って入るべきだ。

神津島港ほどではないがこちらもあまり余裕が無い。
ここの漁師は島の西側から軽トラで通って来て、岸壁の自分の漁船の前に車を停めて漁に出るので軽トラが停まっている位置は空いていてもその日のうちに漁船が戻って来る。まもなく外港が供用開始になるのでヨットは時化の時以外は外港に泊めるように言われるのだろう。

とはいえ、外港は波こそ入らないが風当たりが強いので出来れば内港に泊めたいと思うのが人情だ。
内港で泊められる可能性のある岸壁は丸島側の北防波堤と正面の漁協建物のある北岸壁だ。
正面岸壁の物揚げ場は地元漁船が頻繁に使用するのでヨットは係留できない。
丸島側防波堤の物揚げ場は2ヶ所あり係留禁止と大きく書いてあるがいずれも物揚げ場としては使ってないようだった。
入港したらまずは内港に入ってゆっくり流しながら漁師に聞いてみる。

2009年8月21~23日の状況
2009年8月21日入港の際は漁協建物がある正面岸壁は漁船がいっぱいだった。
丸島側防波堤の先端側物揚げ場付近には地元の大型漁船が係留していたが、先端から二つ目の物揚げ場のところが空いていたので近くにいた漁師に聞いて係留させてもらった。下の写真は11:07 悪戦苦闘して係留作業を終え、漁港南側から丸島側の北防波堤を正面に見た写真。大潮の干潮45分前↓
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翌日(22日)の昼にはそこを定位置にしている漁船(神津丸)が帰港したので場所を明け渡さなければならなくなった。親切にも自分の船に横抱きしろと言ってくれたが、漁船が出入りするたびにヨットを動かさなければならない為、観光に出かけるのは断念。

8月23日は正面漁協側岸壁が空いており早朝入港したYBMのヨット流浪は漁協建物のまん前に停泊した。ここはいつ漁船が戻ってくるかわからないところなので大丈夫かな?と思っていたが、「お邪魔します。ヨット・・・・丸。連絡先 携帯電話番号・・・・」と書いた板をヨットの上に吊るして何処かに出かけて行った。
ちょっとトイレというくらいならいいが、何処かに観光にでも行ってしまうと漁船が戻ってきてすぐ空けろと電話で言われてもすぐには戻れないのでトラブルになる心配がある。どうするのだろう?
下1枚目の写真は2009年8月23日06:27漁協側正面岸壁の右側部分。写真左端にこの日早朝入港したYBMのフィッシャー流浪のバウ。下2枚目の写真は同日の08:26で1枚目の写真の左側。
2枚目の写真左端に物揚げ場がちょっと見える。この物揚げ場が辺りが正面岸壁のほぼ真ん中になる。
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2009年8月21~23日の潮汐
2009年8月21日大潮 満潮05:12 184cm、18:18 178cm、干潮11:51 22cm  
2009年8月22日中潮 満潮05:59 183cm、18:45 178cm、干潮12:26 34cm
2009年8月23日中潮 満潮06:46 177cm、19:10 176cm、干潮12:59 50cm


外港
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2009年8月23日08:42
外港は完成済みで防波堤内側係留施設がまもなく供用開始されるようだった。8月21日入港時、見まわりに来た港湾管理者(東京都大島支庁神津島港湾空港管理事務所TEL: 04992-8-0007)から、内港に泊めるスペースが無い場合は外港に泊めてもよい旨話あり。風当たりは強いですが、と言っていたが確かに南西の風の際、内港ではほとんど影響なかったが、外港には吹き込んで来ていた。吹き降ろしてくるのかもしれない。


水道・トイレ・水シャワー設備 は丸島海水浴場上。

おいしい多幸湧水フェリー旅客待合所先のトイレの先。

氷と日用雑記は都立多幸湾公園キャンプ場内の売店で買えるが営業は17時までなので注意。管理人が常駐しているが17時以降は応対してくれない。

風呂、温水シャワー、洗濯機、乾燥機、冷蔵庫、 も都立多幸湾公園キャンプ場で有料で使わせてくれるが営業は17時までなので注意。管理人が常駐しているが17時以降は応対してくれない。
キャンプ場はフェリー旅客待合所から坂を上った高台にあり多幸湾を見下ろせる。℡04992-8-0661
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食事 夏場なら丸島海水浴場上のコンテナーハウスが営業しいるので昼の軽食なら食べられるが、問題は夜の食事だ。
弁当、飲み物のデリバリーを萬作商店(島の西側)℡04992-8-0028に頼めると聞いたが真偽は不明。大量に注文するなら喜んで運んでくれるだろうが。
神津島側にバスで行き夕食時間までいるとバスの最終便が16時ごろなので帰れなくなる。店の車で送ってくれるところもあるらしいが、数人で行き大判振る舞いをすればの話だろう。

宿泊 島の西側(神津島港側)に集中している。予約の際に送迎サービスを確認した方が良い。
宿泊情報 http://www.kouzushima.org/stay/index.php
予約は神津島観光協会 ℡.04992-8-0321
島唯一の温泉旅館は山下旅館別館 ℡04992-8-1335

温泉 島の西側に温泉保養センター(水着着用の露天風呂)がある。℡04992-8-1376 神津島港まで行き、別のバスに乗り換えて更に5分かかるのでバスの連絡が悪いとひどく時間がかかる。

燃料 島の西側、村役場の近くにガソリンスタンドが二軒
シミズ商会 04992-8-1655
神津島燃料宮原給油所04992-8-0222

村営バス が運行しており、島の西側の神津島港まで空港を経由して20分。ゴールデンウィークには午前2便、午後1便しかないが、夏のシーズンには日中1時間に1便の割りで運行。

タクシー 
丸甚運送店 04992-8-0040・0911

レンタバイク/自転車 
神津島オートサービス 04992-8-0746
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by mantenbosisan | 2009-08-23 16:58 | 航海情報伊豆七島