満天☆の海-2

カテゴリ:気象・海象( 40 )

有義波高

気象庁が発表する波の高さとは有義波高のことで、これは、ある地点で連続する波を観測した時、観測した波ののうち波高の高い方から順に全体の3分の1の個数の波を選んで、それらの波高の平均をとったものなので、10-20分に1回は1.5倍の高さの波が、そして2時間から3時間に1回は2倍の高さの波が来るということだ。すなわち、天気予報で波高が1.5mとなってたら、最大波高を3mと想定する必要がある。(宮古島市HP有義波高・うねりについて


しかしこれは沖合の波の事であって、岸寄りや岬のそばそして浅瀬には当てはまらない。波というのは、水深が浅くなるほど波高が高まる性質をもっているからで、沖合よりも陸寄りの方が波が高いということを忘れてはいけない。


駿河湾から遠州灘に出る際、波がある時には御前岩東方の大根バエ近くを通らず、出来るだけ離れて大回りした方が安全だ。また、クルージング中に波が高くてどこかの港に逃げ込む場合は湾内が良い。岬のように突出した地形があると、海底地形の等深線が海に向けて凸レンズのように張り出すため、波が岬に集中するようになり、波の高さが高くなるが、逆に、湾のように湾入した地形があると、海底地形の等深線が凹レンズのように湾入するため、波が発散し、波の高さが低くなるからだ( NHKそなえる防災 第2回  水深によって変化する波の高さとエネルギー http://www.nhk.or.jp/sonae/column/20120625.html )。


上記で1020分に1回は有義波高の1.5倍の高さの波が、そして2時間から3時間に1回は2倍の高さの波が来ると書いたが、これはある一つの地点で観測される波高のことだから、ヨット、ボートのように一ケ所に留まらず広い海域を移動する場合は、いつ1.5倍、2倍の波が来ても不思議ではないということだろう。


尚、波のもつエネルギーは、波の高さの2乗に比例するらしい。例えば4メートル波のエネルギーは、2メートルの波のエネルギーの4倍になるのだそうだ。

資料

宮古島市HP有義波高・うねりについて

http://www.city.miyakojima.lg.jp/kurashi/bousai/bousaijyouhou/bousaimemo/catetemp5_bousai/117.html


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by mantenbosisan | 2018-02-02 23:00 | 気象・海象

2017/18年の潮汐表に誤記あり大幅修正

2017年版の潮汐表を出版するにあたって従来の算出方法を変更したのだが、計算プログラムにミスがあり、出版から一年以上経った今月の412日にようやく修正情報を発表したのだそうだ。知人からの情報。
4月12日付けYahoo news潮流情報169カ所誤る=計算間違い、過小値掲載―海保

出版物の原稿の校正を怠ったなんていうのは典型的なお役所仕事という気もして、さして驚きもしないが、重要な航海安全情報※であるにもかかわらず、304カ所のうち半数以上の169カ所で誤情報を掲載していたというのはなんともすさまじい。
わが国も加入している、1974年のSOLAS条約では、「船舶には、適当なかつ最新の海図、水路誌、灯台表、水路通報、潮汐表その他の予定された航海に必要な航海用刊行物を備える。」と規程されている。


それはそれとして、修正された2017年の数値が海上保安庁のHPに出ていたので、関埼灯台の西北西方約 8.7M(33°18.3’ 131° 44.1’)地点について、過去の数値と比較してみたら、2017年になって突然上げ潮流の流向が40°異なっていた。40°といえば相当な違いなのだが、いったいどういう事なのだろう?

  関埼灯台の西北西方約 8.7M(33°18.3’ 131° 44.1’)における上げ潮流の流向と速吸瀬戸との流速比

  1990年から2016年の潮汐表:276度/速吸瀬戸との流速比0.1

  2017年及び2018年の潮汐表:316度/速吸瀬戸との流速比0.2

今年度分からなぜ潮流算出方法を変えたのか、海上保安庁のHPを見たが改正理由などの説明はなかった。2017年版潮汐表には載ってるのかもしれないが。


潮汐表というのはあくまでも計算で出した数値であって、現場で測った数値ではないので、実際の潮流と異なって当たり前とも聞くが、それにしても…。航海するにあたっては心しておいた方が良い。




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by mantenbosisan | 2017-04-17 22:58 | 気象・海象

海の深さ

海面は潮の満ち引きにより常に変動しているので、日本の海図と潮汐表では、その地域で潮が最も下がった面、つまり海面がもうこれ以上下がることがまれと考えられる面を水深の基準面(水深0m)にしており、これを「最低水面」と呼び、そこから海底までの深さを海図の水深、そこから海面までの高さを潮高としている。
したがって、海図記載の水深に潮汐表の当該時刻の潮高を加えれば,その場所のその時刻の海底から海面までの深さとなる。
注:最低水面は略最低低潮面、また基本水準面ともいう。

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上記の通り、海上保安庁の潮汐表の潮高はこれ以上はめったに潮が引かない水面である「最低水面」を水深の基準面(水深0m)としており海図の水深0mと完全に一致しているのに対し、気象庁の潮位表基準面は下記のように大潮の平均的な干潮面の高さを基準としており、海図の水深0mにほぼ相当としている。すなわち、海上保安庁の潮汐表の潮高と気象庁の潮位表の潮位は同一値ではないということだ。

参考資料


潮位表基準面 気象庁の潮位表解説 http://www.data.jma.go.jp/kaiyou/db/tide/suisan/explanation.html によると、潮位表は、大潮の平均的な干潮面の高さを基準(海図の水深0mにほぼ相当)として、潮位の予測値(天文潮位)を掲載しているとのこと。

海図の水深の基準はどこかな?http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN6/5_sodan/mame/

深さと高さの基準面 海図の水深、高さについて 第九管区海上保安本部海洋情報部 http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN9/osirase/H24_0322/20120322.pdf

最低水面が海図の水深であり、潮汐表の潮高の基準面であると書いてある↓
海上保安庁の潮汐表と海図の潮汐に関する用語 http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN6/5_sodan/mame/topic28.htm

海上保安庁HP(http://www1.kaiho.mlit.go.jp/)のプレスリリースの下の告示欄にある平均水面、最高水面及び最低水面の高さに関する告示をクリックして開くと、平均水面、最高水面 及び 最低水面一覧表 更新履歴(平成281021日現在)http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KANKYO/TIDE/enkan/Suijun_hyo/Pub.No741/Top.htmを見ることが出来る。
注:平均水面等一覧」の中の「最低水面」は基本水準標から何m下にあるかの数値であり、水深(=最低水面からの深さ)ではない。


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by mantenbosisan | 2016-11-08 21:21 | 気象・海象

海況情報頁

以前は欲しい情報がそのままズバリ載ってたんだけど、情報提供内容が改悪じゃないの?

海上保安庁海洋情報部HPトップ

相模湾と伊豆諸島の海水の動き
(頁上部の各タブをクリックして見る)

日本全体の海洋速報&海流推測図

東京湾の海洋短波レーダー情報

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by mantenbosisan | 2016-10-02 06:17 | 気象・海象

第六海保海の相談室の海洋知識レベルはこれで良いのか?

2013年、2014年と瀬戸内海を航海したものの、その後2年間航海から遠ざかってるうちに潮汐表の潮流改正数の使い方を忘れてしまった。
良く考えれば思い出したかもしれないが面倒なので、2016年7月25-26日弓削島滞在中に第6海保の海の相談室に電話して、7月27日の鼻栗瀬戸の10時46分の転流後の流向を聞いた。(自分のブログを見れば済んだ物を!2014年の航海準備中に満天☆の海-2に「上げ潮流と下げ潮流」というタイトルで整理してたのに…航海が終わった途端完璧に忘れてた。おそろしい!)

電話に出た担当者は即座に答えられないので調べて電話しますと親切に言ってくれた。
しばらくして電話があり、27日は10時46分に南流に転じるとの説明だった。

そこで、標準地点(長崎瀬戸)のデータからどのようにして南流になることを導き出したのか聞いたら、長崎瀬戸は11時21分に+に転じるが、+は南流だから調べたい地点も南流になる。
改正表には鼻栗瀬戸の流向は62°と242°の二つが記載されてるが、二つの流向のうち南流により近いのは242°だから242°になる。ようするに、標準地点の流向が南流なら調べたい地点も南流、北流なら北流と言う風に流向は標準地点と同じになる。

これが第6海保海の相談室からの回答だった。
なんだかむりやり南流にされてしまったなー。242°は南流というより西流だろうと思ったが、北か南かと言われれば南なので、そうなのだろうとその場は納得した。

しかし、その後通過した瀬戸の実際の流向は鼻栗瀬戸を含め上記方法で出した流向とことごとく反対だったし、猫瀬戸の潮などは東西に流れており南流か北流かに分類しようがなく、第6海保の説明が間違ってることは明らかだった。

今後来島海峡や宮窪瀬戸などを通る予定なので、なんとか自分で正解を見つけ出さなくてはと思い、8月3日倉橋島から大崎下島に向かう途中じっくり考えた。
今まで通った瀬戸の実際の流向は分かってるので、それを標準地点と照らし合わせてみたら、すべて+が上げ潮流、-が下げ潮流と解せばつじつまが合うことが分かった。

もうこれで安心だ。しかし、改正表の各地の頁には上段が上げ潮流、下段が下げ潮流と書いてるのになぜ標準地点には書いてないのだろう。各標準地点の頁には+、ーの流向は書いてあるがそれが上げ潮流なのか下げなのか書いてないのだ。その一言がないためにひどい目に遭ったな、と思ったが、後で小型版の潮汐表にも書いてあるのを見つけました。中表紙の裏の記載例の中に+は上げ潮流、-は下げ潮流を示すと。

海保の担当者に教えてやろうかな…。

尚、2014年呉海上保安部に音戸の瀬戸の潮流を問い合わせたことがあるが、分からないので代わりに大畠瀬戸の潮流を教えますと言われ、その時はさすがにその場で文句を言った。⇒2014.07.29 江田島から斎島へ(追記、写真ルートマップ)
音戸の瀬戸の潮流情報はその後同保安部のHPに掲載するようになった。⇒音戸の瀬戸の潮流


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by mantenbosisan | 2016-09-01 22:21 | 気象・海象

2016.06.27 気になる黒潮情報

JAMSTEC(海洋研究開発機構)というところの情報だが、黒潮は潮岬に接岸してたが離岸傾向にあるらしい→黒潮親潮ウオッチ



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by mantenbosisan | 2016-06-27 22:21 | 気象・海象

tenki.jpの海の天気予報

日本気象協会

東海地方

波:2m焼津波:2m熱海波:1m沼津波:2m御前崎波:2m下田
波:2m静波海岸波:2m相良サンビーチ波:2m松崎波:2m三保波:0.5m名古屋
波:1.5mただし内海では0.5m伊良湖波:0.5m美浜(愛知県)波:0.5m内海波:1.5mただし内海では0.5m豊橋波:1.5mただし内海では0.5m赤羽根
波:1.5mただし内海では0.5m蒲郡波:0.5m新舞子波:1.5m尾鷲波:0.5m四日市港波:1.5m国府の浜
波:1.5m南張波:0.5m津松阪港波:1.5m鳥羽波:1.5m紀伊長島波:1.5m御座白浜

近畿地方

波:0.5m舞鶴港波:0.5m八丁浜波:0.5m浜詰波:0.5m琴引浜波:0.5m天橋立
波:0.5m大阪港波:0.5m泉佐野波:0.5m波:0.5m二色浜波:0.5m淡輪
波:0.5m神戸港波:0.5m林崎波:0.5m須磨波:0.5m舞子波:0.5m長田港
波:0.5m芦屋浜波:0.5m鳴尾浜波:0.5m阿万海岸波:0.5m竹野浜波:0.5m香住浜
波:0.5m津居山波:1m和歌山波:1.5m串本波:1m磯ノ浦波:1m浜の宮
波:1.5m南紀白浜波:1.5m那智勝浦波:1m和歌浦

中国地方

波:0.5m境港波:0.5m鳥取港波:0.5m白兎海岸波:0.5m青谷海岸波:0.5m浦富海岸
波:1m浜田港波:1.5m隠岐の島波:1m国府海岸波:1m北浦波:0.5m玉野
波:0.5m岡山港波:0.5m牛窓波:0.5m倉敷波:0.5m白石島波:0.5m広島港
波:0.5m波:0.5m竹原波:0.5m宮島波:0.5m福山港波:0.5m須波
波:0.5m桂浜波:1mただし瀬戸内側では0.5m下関港波:0.5m岩国波:1m波:1mただし瀬戸内側では0.5m角島
波:1mただし瀬戸内側では0.5m土井ヶ浜波:1mただし瀬戸内側では0.5m宇部波:1m青海島波:1m須佐

四国地方

波:1m小松島波:1.5m阿南波:1.5m田井の浜波:1.5m内妻波:1.5m宍喰
波:1m鳴門波:0.5m高松波:0.5mさぬき波:0.5m小豆島波:0.5m坂出
波:0.5m有明浜波:0.5m松山波:0.5m新居浜波:1m宇和島波:0.5m今治
波:0.5m双海(愛媛県)波:0.5m大三島波:1m池ノ浦海水浴場波:1m鹿島(愛媛)波:1.5m高知
波:1.5m室戸岬波:1.5mヤ・シィパーク波:1.5m生見波:1.5m四万十(双海)波:1.5m須崎
波:1.5m宿毛波:1.5m足摺岬

九州地方

波:1m博多港波:1mただし瀬戸内側では0.5m門司港波:1m百道浜波:1m能古島波:1m志賀島
波:1mただし瀬戸内側では0.5m行橋波:1m唐津波:0.5m太良波:0.5m鹿島波:1m長崎港
波:1m佐世保波:1m対馬波:1m五島波:1m壱岐波:1m平戸
波:1m対馬比田勝波:0.5m熊本波:0.5m八代波:1mただし芦北地方では0.5m水俣波:1mただし芦北地方では0.5m天草
波:0.5m大分波:1m佐伯波:0.5m別府波:0.5m国東波:0.5m中津
波:1m宮崎波:1m日向・細島波:1m都井岬波:1m鹿児島波:1.5m種子島
波:1.5m奄美大島波:1m志布志波:1.5m屋久島波:1m枕崎

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by mantenbosisan | 2016-04-09 21:40 | 気象・海象

平成27年の各地方の梅雨入り・明け

報道発表資料平成27年9月1日気 象 庁平成27年の梅雨入り・明けと梅雨時期の特徴について

地方名/H27梅雨入り/ 年/ H27梅雨明け/

九州北部6 2 日ごろ 6 5日ごろ 7 29 日ごろ 719日ごろ

四国  6 2 日ごろ 6 5日ごろ 7 24 日ごろ 718日ごろ

中国   6 2 日ごろ 6 7日ごろ 7 24 日ごろ 721日ごろ

近畿   6 3 日ごろ 6 7日ごろ 7 24 日ごろ 721日ごろ

東海  6 3 日ごろ 6 8日ごろ 7 24 日ごろ 721日ごろ
関東甲信6 3 日ごろ 6 8日ごろ 7 10 日ごろ 721日ごろ

今までは暑い夏の航海中の雨がありがたかったけど、今年は梅雨が気になる。


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by mantenbosisan | 2016-03-10 19:03 | 気象・海象

気象庁の速度、風速、距離の換算表

そうとう大雑把だな→ 気象庁の速度、風速、距離の換算表
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by mantenbosisan | 2015-01-07 14:14 | 気象・海象

12月17日 爆弾低気圧

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低気圧が猛烈に発達し16日午前9時からの24時間で58hPa下がり、17日午前9時に948hPaの「爆弾低気圧」となって北海道付近を通過したらしい。この影響で北海道は猛吹雪の大荒れだったが、本州でも強い冬型の気圧配置となり、強い寒気が流れ込んだ。

17日20時現在 伊豆南(安良里から南)に暴風波浪警報
18日10時現在 伊豆南(安良里から南)に強風波浪注意報に変わった

暴風と高波に関する静岡県気象情報 第4号平成26年12月17日17時07分 静岡地方気象台発表
(見出し)
静岡県では、引き続き18日明け方にかけて海上中心に暴風となり、大しとなる所がある見込みです。暴風や高波に警戒してください。

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by mantenbosisan | 2014-12-19 21:14 | 気象・海象