満天☆の海-2

カテゴリ:ハルとデッキの整備(改定版)( 68 )

2017.07.21 自作ドジャーカバーを張替えた

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前回(76日)下船時ドジャーを持ち帰って縫製してきた。このドジャーは自作ビミニトップを転用してつくったもので、取付も取り外しも簡単に出来るようになっている。


クロスは昔使ったテントの帆布を再利用したが、どのように裁断するか決めるのに数日かかった。

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失敗した時のことを考えて確実に予備のクロスを残すようにしたいのだ。いろいろ検討結果2.5枚分のクロスが取れた。

仮縫いをしてから実際にドジャーの骨組みに通して修正しながら形を整えて行った。

ドジャーに展開してピーンと張った状態に仕上がれば後は本縫いするだけ…


だったのだが、今までと違って(今までの生地はポリエステル)、今回は厚地の帆布と厚地のビニールクロスを重ねて縫うのでうまく縫えず、ちょっと進んではすぐに糸が絡みついてやり直しというトラブルを頻繁に繰り返すので、半分は手縫いになった。


ミシンの針孔でクロスがダメになって防水が効かなくなることを心配したのだが、家人はこちらの気持ちも考えずミシンが壊れることを心配してた。ミシンが大事かクロスが大事かと言えば当然クロスだろ!?おかげで、指になんども針の頭を突き刺すことになった。指で押しても針がクロスに刺さらないし、刺さっても今度は抜けないのだ。裁縫箱に入ってるのは女性用の指ぬきで小さすぎて使えないし、ヨットのセール針用の指ぬきは何とも無骨すぎて実用に供さず。それで一計を案じ端材の桧の板を掌に当てて針を押し込み、抜く時はプライヤーを使った。なので一針…一針、たっぷり時間がかかった。

今回勉強になったことは、ミシンを使わなくても手縫いで十分ドジャーカバーを縫えるということがわかったことだ。きちんとていねいに縫えば強度の心配もない。

どこで縫い方を覚えたかというと、子供の頃母親のやるのを見てたのだ。一枚の布から洋服が出来上がって行くのが魔法のようだったなー。



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by mantenbosisan | 2017-07-25 06:16 | ハルとデッキの整備(改定版)

2017.07.20 ヨット網戸の補修



この網戸はまだドッグハウス上のミニビミニトップがないころに作ったので、雨対策の為の庇が付いており、さらに目隠しに使用する板を必要に応じて引っかけて使えるようにしてましたが、今回そういう余計な不要物を全て撤去してただの開閉式網戸として使うことにし、今回網も新調しました。





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by mantenbosisan | 2017-07-20 14:02 | ハルとデッキの整備(改定版)

アクリル板の切断、穴あけテスト

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ヨットの窓はアクリル板を使ってる。
前回アクリル窓の張替修理をやった時は、いろいろネット情報を集めたが、アクリル板はカットが難しい。道具はあれが良い、いやそれはダメだ割れる心配がある。穴あけは普通の手持ちドリルではブレてピッタリの位置に穴を開けられない。ドリル刃は鋭利なままではダメで、ヤスリで研いで鋭利な刃をつぶさなければ割れる、とかなんとか…
難しそうなので面倒になり、業者に依頼して貼り付けるだけの状態に加工して送ってもらったが、次は一から自分でやりたいなと思って、取り外したアクリル板を練習用に取っておいた。

窓の劣化が進んでその時が来た。

まず、電動丸鋸で切断テスト。
OKだ。今回使った刃は何にでも使える万能用の使い古しの刃だったせいか、何回も試し切りをしたら切り口が小さく欠けることがあったが、おおむね許容範囲だ。当て板を当てて切るのは当たり前だ。また、本番では当然プラスティック用の新しい刃を買った方が安全だろう。ただどんな材料の時でもそうなのだが電動丸鋸はピーンと撥ねて材料を割る心配はいつでもある。
それで、普通のノコギリを使って切ってみた。何の問題も無く切れる。なーんだ、と言う感じ。

穴あけはちょっと工夫をした。写真。
あらかじめステンレス板にドリルで穴をあけておいてアクリル板にあてがい、その穴をガイドにして手持ちドリルでやってみた。大成功だ。まったくぶれずにピッタリの位置にきれいに穴があいた。ステンレス版とアクリル板の間に滑り止めマットをはさむ必要もなかった。ドリル刃はどれも使い古しの鈍ったドリル刃ばかりなので、加工もしないでそのまま鉄鋼用の刃を使った。

これで素材を購入して自分で加工する自信がついた。






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by mantenbosisan | 2017-06-28 19:03 | ハルとデッキの整備(改定版)

自作ドジャーカバーの張替え検討

2017年6月14-17日乗船
自作ドジャーのカバーを作りかえようかと思いたった。防水は効いてるので実用的には問題ないのだが、裏地の汚れが気になり始めた。
このドジャーは自作ビミニトップを転用して作ったドジャーで、前面と両サイドがビニール張りで見通しが良いので大いに気に入っているのだが、もうロングクルージングはしないので、作り変えにあたっては一般的なドジャーの様にサイドを 布地仕様にしてみようかと思ってる。

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上が現在のドジャー。これに厚地のクロスをかけて形を作ってみた。ずいぶん雰囲気が変わるなー↓
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こちらはプロがやったよその艇のドジャー↓
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by mantenbosisan | 2017-06-21 16:57 | ハルとデッキの整備(改定版)

UFO2ベンチレーター開閉ノブ交換

7月1日作業
ダブルナットの下のナットをノブに交換。
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参照↓
航行時にはベンチレーターに蓋-3 マスト前のベンチレーターを密閉タイプ(UFO2)に交換 : 満天☆の海-2
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by mantenbosisan | 2012-07-01 22:21 | ハルとデッキの整備(改定版)

ビミニトップで自作ドジャー

ビミニトップをつくる段階でドジャーへの転用を見越して透明ビニールクロスの為の縫い代を残していたので、ビニールクロスの型取りをしてビミニトップに縫い付ければ自作ドジャーが完成する。

ビミニトップの製作工程は当ブログのカテゴリーの中のハルとデッキの整備(改定版)の中。
ビミニトップの自作ー1 ~ ビミニトップの自作ー13

ちなみに、ビミニトップとドジャーの違いは、天井だけがカバーされているものをビミニトップと言い、フロントとサイドもカバーされてるものをドジャーと言うのだ。ドジャーは布地の窓を切り取ってビニールを縫い付けた形が一般的だが、天井以外は全面ビニールのドジャーを江の島と葉山マリーナで見つけて(写真下段)、こだわりを捨てて発想さえを変えれば素人でも簡単にドジャーカバーを縫製出来ることを知り勇気づけられた。

家で0.5㎜厚の透明ビニールクロスを布地に縫合。
ミシンをかける時に、ビニールを布地で表裏包み込んで縫なら問題ないが単に重ねて縫う場合はビニールが滑らないので特殊な器具が必要になる。ミシンアタッチメントローラー押さえというのを手芸屋さんで買ってきた。
普通の布地とあまり変わらない感覚で縫えたのはちょっとびっくり。

6月29日デッキへの取り付け
使用した金具
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爪をビニールに差し込んで(ビニールは布より丈夫でなかなか突き刺せない。だいぶ力が要る)
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裏から丸い座金を当てて爪を折り曲げる
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真ん中の穴をカッターで丸く切り取った
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完了 
デッキ側の金具はビスで留めるようになってるが木の台に取り付けたので簡単だった
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中から
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7月2日雨上がりの朝
ビニールクロスが大活躍。ビニールクロスが透明なので見た目はビミニトップだ。
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7月11日 折り畳んで機走中
停泊中に風を入れるためにビニールを折り曲げて屋根の上に畳んで使用することもできる。またビニールはごわごわして扱いにくい印象が強かったが、使わない時はこのように屋根の布地と一緒に畳んでまるめてもそれほどかさばらない。
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下は江の島で見たヨット
全面ビニール張りだがファスナーで窓が開くようになっている。ま要所に厚い布地で補強してあり一見してプロの仕事だとわかる。
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by mantenbosisan | 2012-06-29 20:03 | ハルとデッキの整備(改定版)

右舷プライマリーウインチのクリート増設

左舷のプライマリーウインチにはクリートを増設済みだが右舷をまだやってなかった。
b0114415_8372663.jpgY28スペシャルの左舷は壁一枚でコックピットロッカーなので簡単に増設できたが、右舷はキャビン側にもう一枚壁面があるため作業が面倒なのだ。すなわちコックピット側の壁面にボルトを通してその裏面でナットを締める為にはキャビン側の壁面をくりぬかなければならないのだ。二つの壁面の間は6-7㎝。

電気を取れればキャビン側の壁面は簡単にジグソーで穴はあけることができるが、漁港の岸壁に横着けしなければ電気を使えない。そしてFRPの粉じんにまみれて作業している時に漁船が割り込んで来て岸壁を空けろと言われたら困る。しかも岸壁で何かやってると必ずと言ってよいほど漁船の邪魔が入るのだ。

穴を開けるのは良いが開いた穴をどのようにふさぐか?
キャビンの中がFRPの粉だらけにならないようにうまくマスキング出来るか?
それでも飛び散った粉じんを掃除するには掃除機が必要だがこれまた電気が要る。

ということで作業が延び延びになっていたが、6月14日ついに決行。b0114415_2327567.jpg
キャビン側の壁面は結局ジグソーを使わず、ドリルで何か所も穴を開けてその穴を辿るようにして金鋸で切断した。順調に作業が進み、いよいよクリートにボルトを通しキャビンに入ってナットを締めようとしたらボルトが供回りして締まらない。誰かが外でボルトの頭をおさえてくれれば簡単な作業なのだが…。
6㎜径のボルトを通す為に今回6.5㎜の穴を開けたのだがたぶんこれがいけなかった。ボルト径と同じ径の穴を開けてボルトをドライバーで回しながら入れて行かなければ入らないほどのぎりぎりの穴にしなければならなかったのだと思う。いつもはそうしているのに今回何気なく大き目のボルト穴をあけてしまった。

何度も繰り返しキャビンにはいったりコックピットに出たりしながらバイスグリッププライヤーを使って押さえてなんとか一人で作業を終えた。このバイスグリッププライヤーは帆走時のオートパイロット同様、シングルハンドにとって欠かせない作業道具だ。ドライバーから先端を外してバイスグリッププライヤーで挟み、ボルトに当ててからガムテープで固定して供回りを防いだ。

隣の既設のクリートの設置個所の壁面は補強のためにFRPのが厚みが倍くらいあるが、この場所はその補強された壁面から外れている。それで壁面を補強するためにコンパネを当ててから大型ワッシャー、バネワッシャーを挟んでナットを締めた。
最後にキャビン側にあけた穴を薄いベニヤ板に両面テープを貼りつけて塞いだ。
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by mantenbosisan | 2012-06-14 22:08 | ハルとデッキの整備(改定版)

またベンチレーターを飛ばしてしまったーカウルベンチレータ新替え

2011.9.29に飛ばしてしまったカウルベンチレーターの取り換え作業

デッキに開いているベンチレーターの取り付け穴の内径は65㎜だが、現在市販されているものはいずれも70㎜以上なので穴を拡げて取り付けるより仕方ない。
NJYから小型のカウルベンチレーターを取り寄せた。穴径70㎜。色は赤。
参照⇒工具・材・備品⇒ベンチレーターいろいろ

作業手順
ベンチレーターの穴を応急的に塞いでいたベニヤ板を外す。
ビスとシリコンシーラントで塞いでいたのだがビスを外してもシリコンシーラントの接着力が強烈でまったくびくともしない。カッターナイフを差し込んでシリコンを少しずつ切断しながら外す。

次にスライドハッチカバーを外す。
ビスを全部外したが簡単に外れなかった。外れなかったのはビス穴に多めに詰めたシリコンが団子状態になってくっついていたからだった。
カバーを外してみたら今までの汚れがだいぶ溜まっていたのでこの際徹底的に掃除。ビス穴の上に団子状態になっていたシリコンもすべて除去。

スライドハッチカバーを取り外した写真
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写真の穴はキャビンの天井に開いた空気穴でベンチレーターを取り付ける穴ではない。ベンチレーターはスライドハッチカバーの方に取り付ける。上下の穴の位置はずらしてあり、ベンチレーターから雨が入り込んでもこの穴からキャビンに落ちてくることはない。ベンチレーターから吹き込んできた雨水はスライドハッチの溝を通ってコックピットに抜けるようになっている。

次にスライドハッチカバーを持って岸壁に行き、電気を取ってジグソーでベンチレーターの穴の径を広げた。今までのベンチレーターの穴の径は65㎜、新しいベンチレーターの穴の径は70㎜なので5㎜広げた。直径を5㎜広げるということは2.5㎜幅を一周切断していくということだ。スライドハッチの肉厚は20㎜位はあり、リンゴの皮を剥くような感じになるのでかなり手こずるかと思ったが意外に簡単に出来た。20㎜といってもコアを入れてサンドイッチにして厚くなってるだけでFRPそのものはそれほど厚いわけではない。

新しいベンチレーターの蓋を差し込んでみてちょうど入ることを確認してから切断部を軽くペーパー掛け。 

ヨットに戻りスライドハッチカバーに新しいベンチレーターのベースをビス留め。3ヶ所あるビス穴の位置が微妙に合わないので新しい位置に開け直した。ベンチレーターの蓋をしてみてスムーズに穴の中に納まることを再度確認。

スライドハッチカバーを取り付け。
ビス穴にはシリコンを詰める。ビスにはゴムのOリングをはめてあったが、劣化しているものは取り換えた。
ゴムのOリングは銀座の東急ハンズの水道部品コーナーで買ったのだが、横浜の東急ハンズのビスなどを置いてあるコーナーにずばりゴムワッシャーを売っていた。また、コーナンの水道部品コーナーにもゴムのOリングを置いてあった。ベンチレーターの頭(カウル)を取り付けて作業終了。
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新しいカウルベンチレーターの取り付け完了。二つある左が今回取り付けたもので色は赤、右は既設のもので青。新しいベンチレーターは柔らかいのでカウルを外して蓋をして密閉するのも簡単だ。
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by mantenbosisan | 2012-05-31 22:44 | ハルとデッキの整備(改定版)

アクリル窓の取り換え修理

北浜ヨットHP(http://www3.coara.or.jp/~kyacht/akarimado/akarimado.htmlヨット明り取り窓のアクリル取替修理レポート他を参考に行った。
やったのは窓一ケ所とスカイライトハッチ一ケ所だが、スカイライトハッチの方は特に難しいことは何もないので窓の取り換えを中心にまとめた。

手順  1)古いアクリル板を外して1週間ほど窓を塞いでおく⇒2)新しいアクリル板を調達⇒3)新しいアクリル板の取り付け

1)古いアクリル板を外す
1-1)準備した用具類
マスキング材料(ビニールシートが付いた大型マスキングテープ、2㎝幅くらいの普通のマスキングテープ、新聞紙、ビニールシート)
スクレーパー(極薄スクレーパー、ノミのような刃先のスクレーパー)
サンドペーパー
シンナー
窓をふさぐ材料(5㎜厚位のベニヤ板、ブルーシート、粘着力が強すぎず且つ弱すぎない薄いグリーンの養生テープ
工具類=プライヤー、ドライバーなどヨットに常備している物を使用

1-2)マスキング作業
剥したシリコンシーラントが室内に飛び散らないようにビニールシートが付いたマスキングテープを窓内側を塞ぐように貼る。次に窓の外側下のデッキに新聞紙をマスキングテープで貼りつける。こうしておけば剥して飛び散ったシリコンシーラントを新聞紙ごと丸めて捨てられるので掃除が楽。

1-3)取り外し作業
アクリル板はビスではなくボルトナットで留まっていたので、まずキャビン内からナットを外す。シリコンが入ってるので外側でボルトを抑えてなくてもナットは外れる。次に外に出てボルトを外す。ハルにタップが切られているらしくボルトは回しながら外さないと外れなかった。

ボルトナットを取り除いたのでアクリル板はシリコンシーラントだけで船体にくっついてる状態になった。北浜ヨットのHPには「お好み焼き用の箆の先端をアクリル板と船体の間に入れ、柄の部分を梃子にして揺動させると船体及びアクリル板双方に余り負担を掛けずに切り離すことができる。」と書いてあったが、そんな乱暴なことをして劣化したアクリル板を破壊してしまったら現物合わせで新しいアクリル板を作れなくなるのでここは自重。
薄手スクレーパーをアクリル板と船体の間のシリコンシーラントに差し込んで切り裂きながら窓枠を一周。この作業は数分で終わり無事アクリル板が外れた。

1-4)コーキングの削り落とし作業。
船体にはシリコンシーラントが付着して残ってるのでこれを取り除かなければならない。これには結構時間がかかった。シリコンシーラントの粘着力が残っていてスクレーパーにくっ付いて来るのでいちいちシンナーで拭きとりながら作業しなければならなかった。何種類かスクレーパーを替えながら最後は家で砥石で研いで行ったノミのようなスクレーパーで仕上げた。スクレーパーが終わったらサンドペーパーをかけて船体の表面を平滑にしてシンナーで拭く。

1-5)外した窓を塞ぐ
窓は5㎜厚のベニヤ板(家で木部保護塗料を塗って用意してきた)を当てて養生テープで留めた。これで十分と思うが更に念を入れてその上からカットしたブルーシートをかぶせて養生テープで留めた。養生テープは1週間程度貼り付けたままにするので粘着力が強過ぎると剥した後糊が残って後処理が面倒。

スカイライトハッチの方は木材保護塗料を塗布した12㎜コンパネをあてて養生テープで留め、さらに念を入れて上に2㎜厚塩ビシートをあてて養生テープで留めた。

2)アクリル板の調達
2-1)調達方法の検討
これはアクリル窓を外す前に済ませておいたことだが、やり方は二通りある。一つはアクリル板を買って来て自分でカット、穴あけするという方法、もう一つはアクリルショップに頼んで加工してもらうという方法だ。

まずどこで売ってるかだが、アクリル板は専門のアクリルショップの他にホームセンターでも東急ハンズでも売っており、ホームセンター以外では指定サイズにカットして販売してくれる。Webで自動見積もりが取れるのでアクリルショップのはざい屋http://www.hazaiya.co.jp/とアクリ屋http://www.acry-ya.com/で見積もりを取ったらはざい屋はアクリ屋の半額だった。

次にカットと穴あけの検討だが、調べたらアクリル板の穴あけは相当手ごわいということがわかった。
⇒教えてGooアクリル板の切断、穴あけについてhttp://oshiete.goo.ne.jp/qa/6301545.html
⇒アクリ屋http://www.acry-ya.com/
⇒アクリサンデー株式会社http://www.acrysunday.co.jp/howto/04.html
アクリル板が滑りやすい上に電動ドリルは手ブレで起こるのでなかなかピッタリ狙った位置に穴をあけにくいし、普通のドリルの刃をそのまま使うとアクリル板が割れやすいので刃先の鋭利な面をヤスリなどでつぶす加工が必要だとアクリ屋のHPには書いてあった。アクリル用ドリル刃というのは売ってないらしい。先が錐のようになってる木工用ドリル刃でやったという話も聞いたことがあるがどうなのだろう?
カットはガラスのカットのように専用カッターで傷をつけて折るという方法と丸鋸や糸鋸、ジグソーで切る方法があるとのこと。専用カッターは板厚が厚くなると難しくなるようだし、糸鋸、ジグソーは切り屑が溶けて刃にくっつっくので切りにくいらしい。一番良いのは丸鋸で切る方法のようだがぶっつけ本番でやるにはちと怖い。何回か練習して経験を積めばよいのだが今回は時間がない。
ということで今回は、アクリルショップに現物を持ち込んで現物合わせで加工を依頼することにした。

2-2)調達
アクリ屋は現物合わせでの加工は引き受けてくれないということなので、外した窓とスカイライトハッチのアクリル板を持ってお花茶屋の「はざい屋」に行く。
窓のブラウンスモークアクリル板はweb自動見積もりだと5㎜厚20㎝x40㎝角にカットしてから4隅を丸く落とし、図面上の指定位置にボルト穴を開け、外周をカンナ仕上げにしてもらう場合は2000円弱だったのだが、持ち込んで現物合わせで加工を依頼したら4200円と倍の金額になった。8㎜厚のスカイライトハッチのグレースモークアクリル板301㎜x301㎜角は約6000円。仕上がったアクリル板の送料と往復交通費を入れて合計約14000円になった。現物合わせでの注文は手間がかかるので高くなるのだと思う。かと言ってオーダーシートで穴開け位置を指定するのは無理なのでやむを得ない。

注文して3日くらいで商品が届いた。
上下左右同じような形状をして上下ともほとんど同じ位置にボルト穴が開いてるのでどっちが裏か表かまた上か下か判別するのに手間取った。持ち込んだアクリル板にマーキングしておき、カットしてもらった板にも同じようにマーキングをするように頼んでおけばよかった。
窓の方は現物とピッタリ同じに穴あけが出来てるようだったが、ハッチの方は穴位置は合ってるのだがノギスで測ると何ヶ所か径がちょっと小さいので丸ヤスリ穴径を大きく修正。

3)新しいアクリル板の取り付け
新しいアクリル板をヨットに持ち込む。アクリル板を取り外したところからの雨漏りなどはなかったことを確認。養生テープがハルにくっついてしまって取れないのではないかと心配だったがそれも大丈夫だった。

3-1)準備した用具類
細い丸棒のヤスリ
サンドペーパー
シンナー
カッターナイフ
マスキングテープ
アクリル塗装用ラッカースプレーブラック
大きく深めの段ボール箱=ラッカースプレーを吹き付ける時の飛散防止
シリコンシーラントアクリル、ポリカ用=セメダインシリコンシーラント8051Nブラック(代わりにバスコークNブラックでも良い)
薄型ゴム手袋
ウエス、ティシュ、キッチンペーパー、新聞紙など=付着したシリコンを拭き取る。
大きめのビニール袋数枚=シリコンを拭き取ったらその都度ビニール袋に入れて処分しておかないとシリコンがあっちこっちに付着して後始末が大変。

3-2)船体側の下地調整
シリコンシーラントを塗布する船体の塗布面はアクリル板を取り外し時に下地調整を済ませてあったので、今回はシンナーを沁みこませたウェスで表面を拭いただけ。

3-3)アクリル板の現場合わせと最終調整
新しいアクリル板を窓に当てて合わせたら一ヶ所だけちょっと中心がズレてる穴があったので丸ヤスリで穴を広げる。

3-4)ラッカースプレー塗布準備b0114415_11204132.jpg
保護シートを張ったままのアクリル板を窓にボルトで仮り留めして、キャビン内から窓のふちを鉛筆でなぞって形取りした。次に、アクリル板を窓から外して平らな面に置き、工作用カッターナイフで線をなぞって切込みを入れ、船体と重なり合うラッカー塗布面の保護シートを取り除く。保護シートを残した部分が窓になるところだ。

3-5)ラッカースプレー塗布
風の当たらないところを探してテンダーで岸壁に行く。
スプレーが飛び散らないようにアクリル板を大きめの段ボール箱に入れてラッカースプレーを吹いた。気温が20度以上あれば乾燥時間は約1時間。
ラッカースプレーを塗布したところはシリコンシーラントを塗布した船体部分と重なり合う部分だ。ここにラッカースプレーを塗布する目的は、北浜ヨットによると、シリコンシーラントを均一にきれいに塗布出来ずアクリル板の外から見えてみっともないのでそれを隠すためなのだそうだ。

3-6)マスキング
ラッカースプレーが乾くまでの時間を使って昼食とマスキング作業をする。マスキング個所は窓の外側と内側。
外側は仮止めしたアクリル板の外周に沿って元のシーラントの跡が薄く残ってるのでそれを頼りにしてマスキングテープを貼る。この外側に使用するマスキングテープは船体の色とは異なる色のテープが良い。今回白の船体に普通のベージュ色のマスキングテープを使った為直射日光の下でまぶしくて船体とマスキングがはっきり識別出来ずシリコンシーラントをマスキングの外にはみ出させてしまった。
四隅はカーブを作らなければならないが、アクリル板を当ててカッターナイフをアクリル板のカーブに沿って動かして切込みを入れればきれいにカットできる(北浜ヨット情報)。
アクリル板をボルトで締め込んで行く時にシリコンシーラントが窓の内側にもはみだして来るので室内側の窓枠にもマスキングテープを貼っておく。アクリル板の窓になる部分は3-4)の作業時保護シートを残したが、それはマスキングの役割も担ってもらう為だったのだ。

3-7)シリコンシーラントの塗布
ラッカー吹き付け面が十分乾いたらアクリル板と重なり合う船体側部分にシリコンシーラントを塗布。アクリル板と船体の間の隙間は1-2㎜位まで締め込んで行くらしいのでシーラントをあまり厚く盛っても意味がない。全部外に溢れ出てくるだけだ。ここにシーラントを入れるのは防水のためなので、その目的に合うように外周に沿って3列堤防を作るというイメージでシーラントを載せた。

3-8)ボルト締め
次にボルトに特殊な形状のゴムワッシャーをつけてアクリル板の穴を通して船体のボルト穴に入れる。これがビスなら先端が尖ってるので簡単なのだが、ボルトの形状は円柱形なので径がピッタリのタッピングを切ってる穴に入れるのはなかなか大変。その際ボルト穴の水密を確保するためにボルトにも十分シーラントを塗る。

首尾よくボルトが全部穴に納まったらアクリル板がハルに平行になるようにボルト6本を均一に締めて行く。アクリル板と船体の間にはシーラントを薄く均一に1-2㎜程度残るような見当でボルトを締めるとのことなので締め過ぎに注意した。
尚、締め込んで行く過程でアクリル板と船体の間に入れたシーラントが窓の外縁からも窓の内側の縁からも溢れ出てくるので溢れてきたら指で拭い取る。

3-9)アクリル板の外周に沿ってシーラントを入れる。
雨漏りの原因となる個所はボルト穴かこの外周なのでしっかりシーラントを入れる。シーラントの整形は今まで指でやっていたがヘラを使った方がきれいに仕上がると聞いたので今回はヘラでやったが確かにその通りだった。
窓の内側にもシリコンを入れる人もいるようだが入れなくて良いように思う。
シーラントを塗布し終わったら時間をおかずにすぐにマスキングテープを取り除くこと。いつもはそうしているのに1時間くらい時間を置いたらひどいことになった。北浜ヨットHPの記載は正しく自分の解釈が間違っていたのかもしれないが、マスキングテープを取る時にシリコンが一緒にはがれて来てグチャグチャになってしまった。

追記
ボルトの特殊なゴムワッシャー
だいぶ劣化しており今回は大丈夫そうだったが次回の再利用は難しいかもしれない。
アクリル板のボルト穴径は7㎜でボルト径は4㎜だ。この3㎜の隙間を特殊な形をしたゴムワッシャーで埋めている。これはゴムの管とゴムワッシャーが一体になったような形でボルトに通してアクリル板の穴に挿せばぴったりと隙間をふさぐようになっている。ボルト穴がボルトより大きいのはアクリルが熱で膨張して割れるのを防ぐためだ。割れを防ぐために3㎜くらいの余裕が必要なのだろう。
ゴムワッシャーがもし再利用できない場合は4㎜のボルトを通すことができる肉厚1.5㎜強のゴム管(自転車の虫ゴムは代用できないか?)を探して来てアクリル板の厚みと同じ5㎜でカットして使えばアクリル板の穴の隙間は埋まる。ゴムワッシャーは東急ハンズで普通に売ってるのでこちらは問題なく手に入る。

窓の作業が終わってからスカイライトハッチの取り付けをやった。作業時間約一時間。
ボルト穴の修正は自宅でやってきたので問題なく取り付け出来た。こちらのシリコンシーラントの色は白なので8051NではなくバスコークNの白を使った。
蝶つがいのボルトのナットカバーを後からつけようとして他のボルトナットを取り付け完了後はめようとしたが隙間に手が入らず取り付けられず。見えない部分のナットカバーなのでなくても気にならないが。

窓内側のマスキング
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外した旧アクリル板
残ったシリコンシーラントは自宅に持ち帰ってアクリルショップに持ち込む前に剥してきれいに掃除した
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外した窓とハッチを完璧にふさぐ
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作業完了
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by mantenbosisan | 2012-04-19 21:28 | ハルとデッキの整備(改定版)

航行時にはベンチレーターに蓋- マスト前のベンチレーターを密閉式(UFO2)に交換

マスト前のキャビンの天井のカウルベンチレーターをVETUSのベンチレーターUFO2に交換した。
参照⇒航行時にはベンチレーターに蓋(カテゴリー:操船)


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↓穴の開いたUFOのような形をしたカバーを最後にかぶせてビスで留める。
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UFO2はベンチレーターを開閉するノブをちょっと強く閉めようとすると空回りして外れてしまい完全に密閉できない。
解決策
岡本からはノブに穴を開けて六角レンチでストッパーをねじ込む方法があると教えてくれたがこの方法はボルトに傷をつけてしまうので最後の手段だと言われた。
ベンチレーターに付属しているノブナットに緩み止めの薬剤を塗布して試してみる価値もあると思ったが、今回はダブルナット方式をとった。
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by mantenbosisan | 2011-12-15 20:18 | ハルとデッキの整備(改定版)