
1)サーモを取り外して点検
ボルトを緩めてカバーを外し、サーモスタットを取り出す。
塩で固着していたらプライヤーではさんで引っ張す。
2)サーモの点検
2006.4.17取り外したサーモスタットは弁が開きっぱなしになっていた。これはサーモスタットを取り外して使用しているのと同じ状態で、エンジン内を通った冷却水がそのまま排出され、新しい冷却水が絶えずエンジン内に供給され続けるので過冷却の心配がある。
逆に弁が閉じっぱなしになっている場合は冷却水の出口を塞いでいる状態だ。出口がふさがれているため冷却水は出ることが出来ずエンジン内を循環し続けるので、新しい冷却水がエンジン内に入れずにそのまま放出される為オーバーヒートになる。


下はDONさんのブログからお借りした写真(すみません勝手にお借りしました)

3)サーモの取り付け
①取り付け部分の掃除=取り付け部分の汚れをカッターナイフの背やマイナスドライバー等を使って削り落とす。傷つけないように注意。
②パッキンをつけてカバーをボルトでとめる。取り付け部分が凸凹状に荒れてなければパッキンにはシリコンを塗らない方が良い。塗る場合は極薄く塗ること。厚塗りすると蓋がしっかり締まらず締め付け不良になる恐れがある。パッキンはエンジン防蝕亜鉛のパッキンと共通。
最初は緩めに締めておき、ホースを取り付けてからボルトをしっかり締める。

サーモスタットはよく故障するので、故障を嫌がりサーモを外してしまう艇もあるが、その状態ではアイドリング時などの低温時でもエンジンを冷やし続けるので過冷却になりエンジントラブルを引き起こす恐れがある。
海水温の高い関東以南の場合、出港前に短時間暖機運転するだけならサーモを外していても大きい問題はないようだが、停泊時に長時間エンジンを回して充電することが多い艇はサーモスタットは外さない方が良いだろうとのこと(仁科ヤンマー)。
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2年越しの懸案事項であるグルーブ塞ぎプレートの製作にとりかかる。グルーブの開口部はここからセールをマストに入れたり外したりする場所なのでなければならないのだが、セールをマストから外す時以外は塞いでおきたい。
開口部を塞いでいると、セールアップする時も、リーフ作業に入る時も、入港前にセールダウンする時も、そしてバースに戻ってセールを畳む時も、開口部が開いている時に比べて作業工程が大幅に減るので、シングルハンダーにとってものすごく楽になり精神的に良い。
ステンレスプレートを加工する自信がなく今まで躊躇していたのだが、試しにアルミプレートで作ってみることにした。
0.5㎜厚のアルミの薄板でマストの形状に合わせたカーブを作って、2枚張り合わせて1㎜厚のプレートにして使おうというアイデアだ。
アルミプレートのカーブ出し作業
05年12月27-28日
0.5㎜のアルミ板を190㎜x15㎜にカットして太目の(出来るだけ大きなアールを持った)パイプの中に置き、少し径の小さいパイプを中に入れて押しつぶしてカーブを出した。カーブは後で現場で浅く修正できるのでマストの形状よりやや深めにする。これを4枚つくる。(適当なカーブを持った二つの資材の間にプレートを置いて押しつぶすだけのことで、薄いアルミプレートなので土台は肉厚のある塩ビパイプ、押しつぶすのにはアルミパイプを使った。以上自宅作業)
自宅で作ってきたプレートを1枚づつマストに押し当てて軽く木で叩いて整形。
マストのカーブに合ったプレートが出来たら、2枚を接着剤で張り合わせて1㎜厚の板にする。グルーブ両側に各一組。
接着剤を固める為にもう一度マストに当てて、ビニールテープで固定し一晩置く。
グルーブの中の形状と同じものをつくる必要があるので、プレートに幅約4㎜のアルミのバーを接着しなければならない。
家で作ってきたアルミバーの横幅が6㎜弱だったので、1㎜強削らなければならないが大型ヤスリがなく作業断念。
マストにタップを切る
ボルトは上図通り、上下内側と外側につける。
06年1月26日
前回作ったアルミプレートをマストに当てる。
幅がちょっとありすぎるので、鋏で切ったら切り口がでこぼこになってしまった。切り口をたたいて整形し、ヤスリがけ。
幅を修正したプレートをマストにあてがって粘着テープで留める。
スターボー側のタップ切りは成功
プレートをマストに貼り付けたままドリルで2.5mmの下穴を開けてから3mmのタップを切る。
ボルト穴をすり鉢状に加工
タップを切リ終わったのでボルトをねじ込んでみたら皿ボルトの頭が出っ張る。外側のボルトは関係ないが内側のボルトは頭が出てたらスライダーが上下する時にいちいちひっかかる。ボルトの頭がプレートの中に入り込むように穴の入り口を慎重にすり鉢状に広げる。この作業はかなり難しい。
(注:アルミは柔らかいので内側と外側、上下計4個のボルトで留める必要があり、その中の内側の上下2個がスライダーに干渉する。ステンレスプレートなら固いので内側のボルトは不要。外側上下2個だけで良いのですり鉢加工は必要ない)
ポート側のタップ切りは失敗
タップを切り終わり、下の穴にボルトをねじ込もうとしたが途中で止まってしまうので、無理やりねじ込もうとしたらボルトの頭がねじ切れて頭から先が埋まってしまった。お手上げだ。
上の穴を試してみたが、やはりボルトが途中で止まってしまう。下穴の深さが足りないのではないかと思い、タップの切り直し覚悟で再度ドリルで穴を開けていたらドリルの刃が食い込んで折れてしまった。下ではボルトの頭を飛ばし、上ではドリルの刃を食い込ませて折ってしまった。泣きっ面に蜂だ。少し出ていたドリルの刃をプライヤーで掴んで反対回しにまわしながらなんとか抜いた。
一度タップを切ったところにもう一度同じ径のタップを切れば、ねじ山が崩れてしまうのではないかと心配だったが、径を大きくしたくないので同じ3㎜のタップをきった。
ボルトをねじ込んでみたら抵抗なく軽い回転でスッと入って行くのでダメかなと思ったが、最後の一ひねりでがっちり締まった。やはり2回タップを切った入り口の方はねじ山が少しバカになっているようだ。最後の一ひねりでガッチリとまったのは後から切った穴の奥の方のタップが効いているのだろう。
失敗の原因:
穴を開けるときドリルを強く押しつけすぎた。
アルミ用のドリル刃ではなく鉄工用を使ってしまった。
ボルトをねじ込む時に無理やりねじ込んでしまった。無理やり締めるとねじ切れるらしい。
食い込んだボルトの処理
06年2月18日
頭が全く出てなく引っ掛かりがないので、食い込んでしまったボルトを取り出しようがないが、
プレートの方にはボルト穴を開けてしまっているので、穴の位置は変えられない。
同じ位置に穴を開けるには、埋まってしまった3㎜径のステンレスボルトそのものに2.5㎜の下穴をあけて、そこにタップを切り直すしかない。
相手がステンレスなのでステンレスのドリル刃を使い1.5,2.0,2.5㎜と少しづつ径を大きくして行った。
食い込んだステンレスボルトの深さは6㎜程度なのでステンレスドリルの使用は深さ6㎜までとし、そこから先(と言っても2㎜位だが)は2.5㎜のアルミのドリル刃に切り替える。
ドリルにテープでマーキングをしなかったので穴を深く開けすぎてしまった。
下穴が開いたので、前回と同じく3㎜のタップを切る。
空回りすることなくちゃんとタップが切れて行ったが、途中から固くなってタップ切りの方が空回りするようになった。一度抜いて締め直したら今度は空回りせず最後まで切れた。タップ切り終了。
ここは前回既に3㎜のタップを切ったところなので緩くなってしまったかな、と心配だったが、うまくきっちりとボルトを締め込む事が出来た。
前回ボルトが折れたのはタップが浅くてボルトが入っていかなかったのに無理やり締めこんで折ってしまったのだと思う。
プレートにバーを接着
06年2月18日
ポート側のプレートにバーをテープで仮留めしてマストに当て、ボルト穴の位置とバーの接着位置を確認。
一旦プレートをマストから外して、バーを接着剤で接着して一晩置く。
06年2月19日
昨夜バーを接着したポート側プレートをマストに当ててみたら若干バーが出過ぎている。接着段階で狂ったようだ。出過ぎている部分をヤスリがけし、はみ出して汚れた接着剤をシンナーで拭き取る。
スターボー側プレートは自宅でバーを接着してきたのだが、マストに当ててみたらボルト穴が合わない。バーが引っかかるのだ。1時間以上かけてバーを削りやっとプレートのボルト穴とマストのボルト穴が合うようになった。
外側のタップ切り
今までやってたのは、内側のボルト用タップだったので、これから外側のタップ切りに取り掛かる。プレートをマストにあててタップを切った内側をボルトで締めつけ、更にテープで補強して固定してから外側のボルト穴の穴開け作業に取り掛かる。
外側はスライダーには引っかからないので3㎜のタップを切って3mmx8mmのトラスボルトで締めるだけでよい。内側で散々苦労した経験が生きて外側のタップ切りは特に問題なく終わる。
テスト
セールを上げたり下ろしたりしてみたがスライダーが引っかかることもなくスムースに上下する。
これで2年越しの懸案事項が片付いた。セールダウンしてマストから外さずにそのまま畳んでカバーを掛ける事が出来る。セールアップの時も一々スライダーをグルーブ開口部の上に押し上げてストッパーにかける必要がないし、リーフする時もストッパーを外しに行く必要もない。たかがグルーブ塞ぎプレートだがあるとないとでは大違いだ。
ボルトナットを使うわけには行かないし、クリートの厚みがあるのでリベットもダメ。相手が金属だからタッピングビスも入らない。どうするのかと思っていたら、そういう場合はマストにタップを切ってボルト締めするのだと岡本造船で教えてもらった。
タップを切る工具(湘南モールで購入)
タッピングハンドル 819
M5用ジェットタップ850(ジェットタップは通し穴用。貫通しないところにはスパイラルタップを使う)
4.2mm六角軸ドリル672(M5のタップを切るときは4.2㎜の下穴をあける)
M5/30㎜ボルト2袋252
①2㎜径のドリルでガイド用の通し穴をあけて4.2㎜ドリルで下穴を開ける。
②5㎜用のジェットタップでタップを切る。手動用タッピングハンドルを半分まわして少し戻し、半分まわして少し戻すを繰り返しながら切っていく。その際ドリルに油を垂らして行った。
③タップが切れたらクリートを当てて一つ目のボルトを締めていく。うまくいったかどうか確認。
④一つ目のボルトを締めた状態で、細長く削った鉛筆を使って二つ目の穴の位置をマーキングする。
⑤一旦クリートを外して一つ目と同じ方法で二つ目のタップを切る。
⑥クリートを取り付けてボルトをがっちりと締め付ける。
⑦タップ切り初体験がうまく行ってホッ!
スターボー側バルクヘッドに大型クリートを設置。
前回はポート側にクリートを3個取り付けたので今回はスターボー側。
クリートはプラスチモのジャムクリート。
FRPに対しては木工用かプラスティック用ドリルを使用して回転スピードは緩めにする。
前回切りくずが落っこちて後始末が大変だったので、バルクヘッド表と裏側両方にビニール袋をテープで止めて切削くずを受けた。
ボルトナットを締める時バスコークで水密を確保(造船所からシリコンシーラントと効果は同じなのでほんの少ししか使わない時はバスコークが良いと聞いた)。
ワッシャーは大型ワッシャー使用。
3月17日 海友社でGPS受け取る。
3月24日(木)ワニ口でバッテリーから電源を取ってGPS作動テスト(ガーミンGPSと緯度経度一致)
4月 10日(日)魚探センサー取り付け位置決まらずいろいろ場所を買えてテストしていたが、キ-ルの前にあるヘッドルーム船底に平らな面を見つけてシリコンで接着。良好に作動。
4月29日 既製品のスイングアームが合わないので自作して取り付け。



9月13日(火)晴れ GPS配線の組み換え。
シガーライター接続からバッテリー直接接続に変える。
メーカーの電線コード太さ1.25をアンカーの太さ2の錫メッキ銅線(AWG14)に替えて圧着端子(ヒートシュリンクチューブ)でつなぐ。保護カバーのチューブは100円ライターで収縮した。
バッテリー接続完了。
コードはGPS取り付け台の裏から床下まで下ろし、オーパイの-コードと一緒にバッテリーにつないだ。
GPSオン。電気がちゃんと通じていることを確認。
バッテリー直接配線なのでパネルスイッチで間違えてスイッチオフにする心配も無いし、シガーライターソケットから抜け落ちてしまう心配もないが、GPSの電源を切り忘れたらバッテリーが上ってしまうので注意!!。
魚探センサーコードの配線
便器の裏の物入れまで通しバルクヘッドに21mmの穴を開けキャビン側の収納ボックスの中に通した。収納ボックスの反対側にも同様に穴を開けてコードを出したが、そこでドリルの電池切れ。
慣れない作業で疲れが出てダウン。ドリルが電池切れではお手上げ。ACの電気ドリルは持ってこなかった。
9/21-22魚探センサーコードの配線完了

